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美容にいいこといっぱい!自然とそしゃく力を高める食事をしよう

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こんにちは、管理栄養士の奥田千晶です。
一口に何回噛んでいますか?そんなことを聞かれても、わかりませんよね。

1、2、3、4とカウントしながら食事をするのは、噛むことに意識を向ける必要があって、食事が楽しくなくなってしまいます。ナンセンスですね。ただ、たくさん噛むと美容にいいことがいっぱいあるんですよ。

最近は、欠食やスムージーなどへの置き換え食、やわらかい食べ物が増えたことにより、そしゃく力が低下しやすくなっています。
そこで今回は、噛むことのメリットとデメリット、噛もうと意識しなくても自然とたくさん噛んでしまう食事のコツをご紹介いたします。

■噛むことのメリット

① 満腹中枢を刺激して食べ過ぎ防止
→食事制限をしなくてもダイエットできる!

② 胃腸の動きや消化液の分泌をよくする
→消化がよくなり、栄養素の吸収がよくなる!

③ 唾液の分泌が促される
→唾液中に含まれるパロチンのはたらきにより、美肌になる!

④ 顔の筋肉を動かす
→フェイスラインがすっきりする!たるみ予防になる!

噛むという刺激が脳に伝わることで分泌される物質や、噛むという動きが顔の筋トレになることで、こんなにも美容にいいことがあります。

■噛むことのデメリット

1回あたりの食事に時間がかかることですね。
飲んで終わりの食事、一口10回くらいしか噛まない食事より、一口30回噛む食事では噛む回数が増える分、時間がかかってしまいます。

とはいえ、食べたものを消化吸収した栄養素を材料に、肌や髪がつくられたり、代謝がスムーズに行われることを考えると、食べることに時間をかけることは自己投資といえますね。

それではここから、自然とよく噛んでしまうテクニックを5つご紹介します!

■テクニック1:ごはんにブレンド雑穀を混ぜる

ブレンド雑穀の特徴は、大きさや硬さが異なる雑穀が混ざっていることです。大きかったり小さかったり、硬かったり柔らかかったり、いろんな雑穀が混ざっていることで食感が生まれます。

食感が生まれることで、噛まないと飲み込めなくなります。

■テクニック2:食材を切るときは、大まかに

付け合わせとソースににんじんを使っています。

同じにんじんでも、ソースとしてみじん切りになったにんじんよりも、付け合わせにあるようなにんじんの方が大きく切っている分、よく噛まないと飲み込めません。

炒めものでも、汁物でも、煮物でも、食材は大まかにゴロンと切りましょう。

■テクニック3:加工した食べものより、素材そのままを選ぶ

同じ豚肉でも、ひき肉よりもブロック肉の方が硬いのでよく噛みますね。
魚でもすり身に加工されたかまぼこやちくわより、お刺身や干物といった素材の方がよく噛みます。

■テクニック4:迷ったら、かたい食材を選ぶ

パンとごはんを比較すると、粉に加工されたパンよりも、粒のままのごはんの方がよく噛みます。
今はパンが食べたい!というときは、ロールパンや食パンよりも、フランスパンやライ麦パンのような硬いパンを選びましょう。

■テクニック5:ながら食いをしない、食べることに集中する

これが1番重要です。

どんなに食感のあるものや硬いものを選んでも、その努力を帳消しにしてしまうのが「ながら食い」です。テレビを見ながら、スマホを見ながら、ながら食いをすると噛まなくなるんですよね。

食べているときは食べることだけに集中すると、よく噛んで食べています。

これについては、ながら食いをしたときとそうでないときを、お一人様実験してみると体感できるかなと思います。「食べ終えるまでにかかった時間」「食べた感」がポイントです。

さて、前回まで毛穴レスキュー飯をご紹介していました。

毛穴の中でも、顔がたるむことで毛穴が大きく見えるたるみ毛穴は、顔をたるませないことが1番の予防策になります。

過剰な皮脂分泌も、詰まり毛穴も、お助けマンとなるビタミンは吸収されてチカラを発揮できます。よく噛むことでビタミンの吸収もよくなりますので、毛穴予防にもよく噛むことは大切ですね。

【関連記事】
■毛穴の開きと詰まりを食事からもケアするには?
■毛穴レスキュー飯(前編)
■毛穴レスキュー飯(後編)

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CHIAKI OKUDA

管理栄養士

blog : 管理栄養士 奥田千晶の食美容

大手食品メーカーで研究開発、飲食店向けのプロモーション企画提案営業、 スーパーマーケットのPB商品開発、生産者のブランディング・動画マーケティングを経て、独立。分かりやすく伝えることを得意とし、明日からできる、がんばらないで美容と健康をキープできる方法が人気。私生活では1児の母。