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毛穴の開きと詰まりを食事からもケアするには?

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こんにちは、管理栄養士の奥田千晶です。
蒸し暑い時期がやってきました。憎き毛穴が目立つ時期ですね。
マスクをしていると、毛穴が目立ちやすいような気がするのは私だけでしょうか。
もう少し続きそうなマスク生活。洗顔やスキンケアでお手入れをしつつ、食事でも毛穴の開きをケアしてみませんか?

■毛穴が開く原因は、過剰な皮脂分泌

過剰に皮脂が分泌される原因は、食事とストレスが関係していると一般的に言われています。

皮脂の成分は脂質です。食事内容のポイントは、とった脂質を代謝させること。
脂質は細胞膜やホルモンの材料となる大切な栄養素です。脂質が身体の一部になるように代謝させてあげることがポイントです。

脂っこいものを食べるのをやめるのではありませんよ。
食べたいものをやめることがストレスになれば、そのストレスによって毛穴が開いてしまいますのでね。食べても代謝させればいいんです。

■脂質代謝に関わるビタミン:ビタミンB2

ビタミンB2は脂質代謝のサポートをしています。また、たんぱく質合成にも関わり、肌を健やかに保ちます。健やかな肌を保つようなはたらきがあるので、不足すると肌荒れなどのトラブルを招きます。

ビタミンB2が豊富な食材はこちら

レバー、アジ、牛乳、納豆ですね。

のりも豊富です。のりは1回に食べる量が少ないですが、トッピングしやすいので、ちょくちょく食べてちょっとずつとるのもいいですね。

■毛穴が詰まる原因は、ターンオーバーの乱れ

毛穴が詰まる原因となる角栓、角栓はターンオーバーで流れていきます。
ターンオーバーが乱れていると角栓が流れずに毛穴が詰まってしまうというわけです。

ターンオーバーは、古い肌細胞が剥がれ落ちて新しい肌細胞ができること。
細胞はたんぱく質でできているので、食事でとったたんぱく質を代謝させることが大切です。

■たんぱく質代謝に関わるビタミン:ビタミンB6

ビタミンB6は主にたんぱく質代謝をサポートしています。
皮膚炎から見つかった栄養素で、ビタミンB2と同様に健やかな肌を保つために重要なビタミンです。

ビタミンB6が豊富な食材はこちら

ささみ、鶏むね肉、かつお、バナナ、さつまいも
飲み物では、緑茶や青汁にビタミンB6が豊富です。

■ストレスと毛穴の関係

男性ホルモンの影響が大きいといわれています。女性でも男性ホルモンが分泌されていますが、ストレスによって男性ホルモンが増えるんです。

男性ホルモンには皮脂分泌を活発にさせるはたらきがあるので、皮脂が過剰に分泌されることで毛穴が開いてしまいます。

ビタミンB2やビタミンB6をとらなきゃ!とストイックになることで、それがストレスになったら本末転倒です。

「同じ果物を食べるなら、バナナにしようかな」
「同じお肉を食べるなら、ささみにしようかな」
「同じ魚を食べるなら、かつおにしようかな」
「同じ飲み物なら、緑茶にしようかな」

毛穴対策には、より良いを選ぶことがコツですよ。

今回は、毛穴の開きや詰まりと食事の関係について書きました。
次回はレシピをご紹介しますね!

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CHIAKI OKUDA

管理栄養士

blog : 管理栄養士 奥田千晶の食美容

大手食品メーカーで研究開発、飲食店向けのプロモーション企画提案営業、 スーパーマーケットのPB商品開発、生産者のブランディング・動画マーケティングを経て、独立。分かりやすく伝えることを得意とし、明日からできる、がんばらないで美容と健康をキープできる方法が人気。私生活では1児の母。