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食習慣で体温を上げる方法

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こんにちは!管理栄養士の奥田千晶です。

体温、何℃ありますか?

私はというと朝ごはんを野菜ジュースで済ませたり、昼食を食べ損ねることが多かった20代後半の頃、体温35℃台まで落ちていました。そこから食習慣を変えて1年半くらいして36℃後半まで戻りキープしています。

そもそも体温は何℃あったらいいかというと、36.5〜37.0です。消化酵素や免疫細胞が十分にはたらける温度帯がこのくらいなんです。

身体を温める食材の話もありますが、本日は食べ方でも体温を上げられることをご紹介しますね。

体温を上げる食習慣 〜その1:カロリーに縛られない〜

カロリーの定義はというとエネルギーの単位です。1kcalは水1Lの温度を1℃上げるために必要なエネルギー量です。広い意味でカロリーとは、温度を上げる熱量といえますよね。

これを食事に言い換えると、カロリーとは、その食事がどれだけの熱量になるかを数字にしたものになります。ローカロリーはヘルシーそうに思われがちですが、温度を上げるための熱量は少ないです。逆に高カロリーの食事は、それだけ高い熱量を生み出す食事ということです。

朝ごはんを野菜ジュースで済ませたり昼食欠食すると、必然的にカロリーがとれなくなるんですよね。だから、体温は下がってしまった!欠食しないで食事をすることがまず大切になります。

体温を上げる食習慣 〜その2:よく噛んで食べる〜

食事をしていて身体が温まったことはありませんか?温かいものを食べることで身体が温まることもありますが、食事という行為そのものが熱を生み出す行為なんです。

食事誘発性熱産生といって、噛むという顎の運動、消化吸収をするために胃や腸を動かす内臓の運動によって熱が生み出されています。

よく噛まずに飲み込んだり、噛む必要が少ない柔らかいものを食べるよりも、よく噛んで食べた方が食事誘発性熱産生は高くなることがわかっています。野菜ジュースやスムージーを食事の代わりにするよりも、一緒に飲むのがおすすめです。あと、カレーは飲み物とするよりも、しっかり噛んで食べる方がいいですね!

体温を上げる食習慣 〜その3:物理的に温かいものを食べる〜

暑い日にアイスを食べると涼しくなった経験ってあると思います。熱が奪われるから冷えるわけで夏場は気持ちいいですよね。たまにだと一時的なもので済むんです。しょっちゅう冷たいものを口にしていると体温が下がる原因になります。

逆に、温かいものをとることを習慣にしていると温まってきます。水やお茶は常温で飲んだり、サラダやを温野菜サラダやおひたしにする、冷えたビールを飲む時でも最後に温かいお茶を飲む、なんてすると温かいものがとれます。

さらに!胃腸の温度と腸内環境には関連があって、胃腸の温度が下がると悪玉菌が増えます。これ、便秘や肌荒れの原因になるんでよね・・・。善玉菌は温かい環境を好むものが多いので、腸内を温めることは美肌にもつながります。

やせたい方の食事サポートをしていた時、食事で体温が上がっていくには個人差が大きいと感じました。私は35℃台から36℃後半になるまで1年以上かかりましたが、数週間で0.5℃上がる方もいらっしゃいます。

食事を変えてすぐに変われないとシンドイです。でも、最初から長期戦を決め込んでおくと案外続きますよ。

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CHIAKI OKUDA

管理栄養士

blog : 管理栄養士 奥田千晶の食美容

大手食品メーカーで研究開発、飲食店向けのプロモーション企画提案営業、 スーパーマーケットのPB商品開発、生産者のブランディング・動画マーケティングを経て、独立。分かりやすく伝えることを得意とし、明日からできる、がんばらないで美容と健康をキープできる方法が人気。私生活では1児の母。