アンダー155cmのフラットシューズSTYLE 〜バレエシューズ編〜
こんにちは! ライターの鈴木亜矢子です。
9月は低身長さんには難易度の高い「フラットシューズ」をテーマにお届けしています。第1週でピックアップした2足のうち、今回はバレエシューズのコーディネートを研究していきます。
着まわすのはこちらの「ルチェンティ」のバレエシューズ。
根がフェミニン派の私にとって、バレエシューズは大大大好きなアイテム♡ でも、スニーカーのように少し大きめを履くというのが難しかったりもするので、ともすると、子どもおばさんに(涙)。第1週にも書いたのですが、ポインテッドトゥならシルエットでシャープさを演出できるけれど、トゥの丸いバレエシューズはお手上げ……。
でも、諦めません。それで、たどり着いた答えが「色」。 黒やグレーなどクールな色、もしくはぱきっとした赤など、甘さのない色を選べば意外とOKなんです。今回は、なかでもずっと気になっていたシルバーをチョイスしました。
ということで、まずは、これまた気になっていたサロペットとのコーディネート。
サロペット:upper hights 「THE SALOPETTE」
アンダー155cmにとって、タブーに近いアイテム、それがサロペット。なぜなら、子どもにしか見えなくなるから(泣)。でも、アッパーハイツのサロペットは別格。上半身部分がコンパクトだったり、肩ひもが細かったり。あとは裾にむかって細くなる下半身のラインだったり。大人見えするディテールが散りばめられているんです。色も洗練されてますしね。これで足元がスニーカーだと、THEカジュアルになりますが、あえて、真逆とも言えるバレエシューズで「女の子」感をプラス。こういうギャップを作ると、コーディネートにも凸凹ができるというか、ひっかかりができて、印象に残る着こなしになるんですよね。
足元のクローズアップがこちら。色だけで見ると、デニムのグレーからバレエシューズのシルバーへのグラデーションになっていて、クールな印象。軽やかさもありますよね。あとは、このサロペッド、ストラップの長さを調整できるので、丈詰めなしではけるのも高ポイント。
続いてはスカートと合わせたコーディネート。
パーカ:LITRAL「UPWARD PARKER」
ほっこりしないよう、ミディ丈のタイトスカートを合わせました。パーカは「リトラル」のもの。フードが大きめ、かつしっかり立ち上がるので、顔を小さく、横顔を立体的に見せてくれます。改めて、この写真を見て思いました。これ、買いですね。可愛い!
グレーやブルーグレーといったニュアンシーな色だけで組み立てたコーディネートですが、シルバーのバレエシューズはしっかり馴染みつつも、アクセントになってくれました。もう少し寒くなったら、カシミアやモヘアの白のソックスを合わせたいなって思っています。そう、バレエシューズは足入れが柔らかいので、素足やタイツのほか、ソックス合わせができるのも嬉しいポイントなんです。
さてさて、バレエシューズのコーディネートはいかがでしたでしょうか? 来週は、秋小物のコラムをお届け予定です。また水曜日に!
AYAKO SUZUKI
エディター/ライター
大学卒業後、10年間のOL生活を経て、エディターでありスタイリストである大草直子の 事務所に入社。現在は、WEBマガジンの連載やアパレルブランドのカタログ製作など、 撮影、取材、執筆の日々。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』では、身長152cmならでは の私服コーディネート が人気。今はまっているものは、おしゃれ、ホットヨガ、チョコレートに甥っ子♡