FASHION

生産チームへインタビュー Vol.1「フィットや加工、素材のこだわり」 

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こんにちは。INTHE KNOW編集部のNATSUKOです。
この度インスタグラムにて新しいモデルを紹介するにあたり、伝えきれないこだわりなどをこちらでご紹介させていただく事になりました。RED CARD TOKYOのデニムの魅力がもっと伝われば嬉しいです!

22PRE-FALLより登場した新型モデルJazzとBlues。
発売してすぐに追加生産が決まるなど、今一番注目されているモデルです。
社内スタッフの間でもラブコールがとまらないJazzとBluesについて、生産チームにインタビューしました!


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NATSUKO 「まず初めに、JazzとBluesはどのようなデニムですか?」

生産チーム 「JazzとBluesは股上が深くてルーズなシルエットのワイドパンツ。ウエストのカーブに沿うような“カーブベルト”を採用し、ハイライズならではのウエストの苦しさを解消しつつ、後ろの部分はフィットします。JazzとBluesの違いは、レングス設定で、Jazzは短めのクロップド丈、Bluesは裾をワンクッションさせて穿ける長めの丈になっており、裾の加工が違います。」

NATSUKO 「初めてJazzとBluesを見た時、古着のデニムを穿き込んだようなVintage感が素敵だなと思いました。加工に特徴があるのでしょうか?」

生産チーム 「綿100%のデニムを活かした“シボ感”が特徴です。シボ感とは、シラバ(白い部分)とインディゴ(青い部分)の凹凸がランダムに出てくるような見た目のことです。生地がデコボコとしているので、アタリがランダムに出て、自然なコントラストが生まれます。70年代以降のデニムのイメージに近いですね。」

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NATSUKO 「凸凹とした生地を活かした加工…具体的にはどのような加工になるんですか??」

生産チーム 「生地の特徴を生かして、ランダムな加工になるように全体的にアタリを付けました。一番加工感が出るのは、物理的に“当たる”ことで、軽石と一緒に水で洗うストーンウォッシュ加工を施しています。通常20分のストーンウォッシュですが、40分のストーンウォッシュで、自然に穿き古した風合いを表現しました。80年代90年代の古着ベースを目指していて、1つ1つ手作業でやすり掛け(シェービング)を施しており、自然な経年変化を表現しています。」

NATSUKO 「まさに職人技ですね。私は昔ダメージデニムを作ろうと思って、おろし金でごしごししたことがあります。加工がいかに大変か実感しました。」

生産チーム 「私も昔お風呂場で、軽石で古着をこすったことがあります。ジーパン穿いたまま寝たり…。昔復刻デニムブームで流行りましたよね。知人もデニムを何日間も洗わないなんて言っていました。最近は洗った方がいいとなっていますね。洗わずに着用を続けていると皮脂汚れによって生地が劣化してしまうので、清潔に保つためにも、こまめに洗うことをおすすめします。」

NATSUKO 「穿いたときに綿100%デニムならではの“重くて硬い”という印象は全くなく、軽くて柔らかい穿き心地が印象的でした。特殊な生地を採用しているのでしょうか?」

生産チーム 「生地自体が進化していて、軽くて肌あたりが柔らかい綿100%素材が出ています。7番手の太い糸を使用していますが、織り密度を少なくしているので、見た目の割に重すぎず、硬すぎない穿き心地になっています。」

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Jazz

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Blues

NATSUKO 「では、色に特徴はありますか?」

生産チーム 「JazzとBluesは、Indigo Midカラーで展開しています。穿き込んで自然に色落ちしたような色を表現しています。元々この生地は淡いIndigoカラーで、ミッドからライトの色が出しやすいです。JazzとBluesは、生地の特徴であるシボ感が出やすいように、スタンダードなインディゴデニムと比較して薄めに染色しています。」

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NATSUKO 「RED CARD TOKYOはスリム系でストレッチ入りデニムの印象が強いですが、今回ワイドの綿100%デニムを出した理由は何ですか?」

生産チーム 「美脚とストレッチの“Anniversary”が代表的なため、デニムの原点である綿100%の素材を使うことで、今までRED CARD TOKYOを知らなかった古着のジーンズを好んで穿かれる方にもぜひ手に取ってほしいという思いがありました。綿100%素材だと、ストレッチ素材に比べて加工の幅が広く、表情が豊かになります。そのようなデニムのカッコよさにも気づいていただけたらと思い、綿100%で作りたいと強くプッシュしました。」

NATSUKO 「綿100%ならではの加工感がデニム好きにはたまらないですよね。」

生産チーム 「より古着のイメージに近づけるには、綿100%素材の方がデニム織物として綾がたって、オーセンティックな見え方になるかなと思い採用しました。」

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NATSUKO 「ではでは、私が一番気になる質問を!JazzとBluesの名前の由来は何ですか?」

生産チーム 「シーズンテーマがGood Old Daysです。80年代、90年代のイメージで、90年代の曲を調べていて、レニー・クラヴィッツに目がとまりました。」

一同 「あ~~!」

生産チーム 「レニー・クラヴィッツの自由への疾走とかの曲名とか見ていたら、Bluesというワードが出てきました。2つのデニムを展開するので、Bluesに合わせて、音楽つながりでもう1本をJazzと名付けました。時代背景はオーセンティックで、タイムレスの響きにも合うなと思いました。」

NATSUKO 「なるほど…!音楽から由来しているのですね。」

生産チーム 「Bluesは労働歌で、のちにアーティストが歌うようになりました。仕事大変だ~!というように、酔いどれた歌が多いんですよ。Bluesのライブに行くとウイスキーを飲んでいるおじさんが沢山いたり。RED CARD TOKYOはアメリカがロケーション設定なので、アメリカンカルチャーから名づけるようにしています。」

NATSUKO 「アメリカがベースにあるのですね!企画背景を知るとますます魅力的に感じます。」

つづきはvol.2「JazzとBluesのおすすめの穿き方」もご覧ください!


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NATSUKO

デジタルマーケター

Instagram:natsuko_0606

ゲストリストではSNSマーケティング業務に携わり、自身のInstagramでも「体型カバー」をテーマにしたスタイリングを発信。SNSでお客様からいただくリアルなお声から、ちょっぴりマニアックな内容まで、役立つ情報をお届けします!