LIFE STYLE

Vol.2 ワックスフラワー

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何年も前、企業の合同展示会に花を活けに行った時のこと。
別のブースに白いアジサイがどっさりと活けられていて素敵だったんだけれど、それを見た担当らしき方が「貧乏くさいから変えて欲しい」と、花屋さんに言っていました。なかなか強い言葉! というところじゃなくて、街中で見かけるような花というか、見慣れている花って安っぽく感じるのかなぁ、と思って衝撃的でした。
花屋で買おうとすると、アジサイはかなり高額な部類なんです。それってもちろん、生産の難しさとか、希少性とかに起因しているのだけれど。

出だしから脱線してしまいました。
花屋に立っていると、一定のお客様が「他では買えない珍しいもの!」を探しにいらっしゃいます。
そんなときにおすすめするのが、ワックスフラワー。
特別珍しいわけではないんですけれど、質感と色の深みがユニークで、好きな花です(自分が好きなものは、みんなも嬉しいとおもっている楽天脳)。
しかも長持ち!

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枝のものは、切り口を割ったりして吸水できる断面を増やして、たっぷりの水の花瓶に活けるのがおすすめです。

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単体で飾るのも好きなんだけれど、大ぶりな花や小花、葉物でも、なんにでも合って、しかも絶妙に雰囲気を変えてくれる。

よく見慣れたバラなんかと合わせても、いきなり感じが変わるんです。花って不思議。そのコンビネーションを生んでいるのは、色や形よりも、意外と質感がもたらしているのかも。

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ストール:upper hights

日中はそこまでなのに日が落ちると急に寒くなるような日には、ストールをカバンにしのばせておきます。
帰り道、トレンチコートなんかにウールのストールを合わせると、この時期にしかない絶妙なミスマッチ感が愛しくなる。
目に見えているもの以上に、感じている何かが大切で、そんなときに胸がぎゅっとなって、好きになります。すぐに冬が来ますね。

 

〜fin〜

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Yasutaka Ochi

Flolist

Instagram : ochiyasutaka

1989年生まれ。表参道ヒルズでフラワーショップ「DILIGENCE PARLOUR」、東京ミッドタウンのイセタンサローネで「ISdF」営みながら、花や写真、文章を主軸に様々な表現活動を行なっている。店頭小売のほか、イベントや広告などの装飾も行う。