アンダー155cmの「春アウター」。今年はどうする?
こんにちは! ライターの鈴木亜矢子です。
胸がざわざわする日が続いていますが……。少しでも気分があがるファッション情報をお送りできたらと思って、綴っています。3月は「バレエシューズ」がテーマでしたが、月が変わって、4月は「春アウター」をテーマにお届けします。そうそう、まだまだアウターなしでは寒い。でも、冬のアウターを着るのもちょっと……という時期ですからね!
ピックアップさせていただいたのはこちら!
シンプルでベーシックなトレンチコートとジャケットです。早速、ピックアップした理由をそれぞれにお伝えしていきますね。
まずはトレンチコート。こちら、上の写真では伝わらないと思いますが(汗)、かなり丈が長いんです。Sサイズで着丈122cm! でも、この長さが、今っぽいんですよね。身長152cmの私としては、憧れてやまない丈感ですが、難しいと決めつけ、トライしたことがありませんでした。でも、このトレンチコートは、肩章やフロントのボタンなど、装飾を削ぎ落としているので、重たさもないなと思い、トライさせてもらうことに!
この素材感も惚れた理由の一つ。これも写真だと伝わりにくいと思うのですが(汗)、ピーチスキンと呼ばれるような、柔らかくてなめらかな肌触りなのです。しっとりとしていて、落ち感もあるので、ドレープも綺麗に出るんです。
袖は肩位置にぴったり縫い付けられたセットインではなく、ほんのりドロップショルダーになっています。つまり、インナーを選びません。それから、アンブレラヨークと呼ばれる背中部分のヨークも長めです。ここが長いとベルトできゅっとウエストマークしたときに、後ろ姿がドラマティックになるんですよね。(これは着た方がわかりやすいので、着用したときにまた!)
袖の部分にはスリーブストラップがついているのですが、ボタンが2つあるんです! きゅっとしめると、こんな感じに↓
こうすることで、袖のボリューム感が際立ち、シルエットがほんのりモードになるんですよね。袖をたくしあげたいときにも便利。
ふぅ。「トレンチコート」というアイテム自体が大好きなので、ついついディテールの説明に熱が入ってしまいました。このステートオブマインドのコートは、先に触れたように、装飾が削ぎ落とされたミニマムなデザインなので、コーディネートの幅がとっても広いのも優秀だなって思っています。
続いては「ジャケット」です。
この春、「ジャケット」が旬アイテムとしてかーなーり注目されていますよね。なかでも、断トツに今っぽいのが、上の写真のような、ダブルブレストのマニッシュなジャケット。同素材のパンツと合わせて、セットアップで着たら、向かうところ敵なしのカッコよさ♡
あとは、テーラードジャケットの場合、襟のデザインも印象を大きく左右すると思うんです。このHAUNTのジャケットの襟は、大きすぎず小さすぎない品のある大きさで、シャープなデザイン。表情や全体の雰囲気まで凛とさせてくれます。
胸のポケットや、腰位置にあしらわれたフラップポケットも、メンズ仕立てで◎。ジャケットはメンズ由来のものなので、これくらい潔よくマニッシュな方が、コーディネートを考えやすいなって思います。
数ある「春アウター」の中から、ピックアップさせていただいた2着。いかがでしたか? 2着とも、シンプルに見えて、こだわりが満載なんですよね。来週は「トレンチコート」の方のコーディネートをご提案させていただきたいと思っています。身長152cmの私が、この長さを着こなせるかがとにかく心配でしたが、意外と大丈夫だったんです。お楽しみに♡
AYAKO SUZUKI
エディター/ライター
大学卒業後、10年間のOL生活を経て、エディターでありスタイリストである大草直子の 事務所に入社。現在は、WEBマガジンの連載やアパレルブランドのカタログ製作など、 撮影、取材、執筆の日々。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』では、身長152cmならでは の私服コーディネート が人気。今はまっているものは、おしゃれ、ホットヨガ、チョコレートに甥っ子♡