おいしいものを味わうならば断然「釜山」!! ~Vol. 2
釜山1日目の夜は、ゆっくりとバスタイムを楽しんで大きなベッドを独り占めしてたっぷりと睡眠を取りました。空調が効きすぎて、寒くて目を覚ましましたが、外は炎天下…
朝食はこれも楽しみにしていたアワビ粥を食べにホテルから数分の場所にあるアワビ粥専門店へ。店内は平日ということもあり、ほとんどお客さんがいなかったので友人が店員さんに聞いてみると、ほとんどのお客さんは本店のほうに行くとのこと。さっそくアワビ粥を頼むと、お約束通りおいしそうなサービスのおかずがたくさんテーブルに並べられました。
おしゃべりをしながらおかずをつまんでいると、お粥が運ばれてきました。翡翠のような鮮やかやグリーンで、いかにも滋養強壮に良い見た目です。アツアツでやけどしそうな予感はするのですが、待ちきれずに口に運ぶや否やほろ苦くもアワビの濃厚なうまみが広がり、しばらく沈黙のまま食べることに集中してしまいました(笑)
塩味はアワビから出たものだけなので、キムチやナムルなどをおかずにするとちょうどいいです。運ばれてきたときには「多い!」と思ったのですがあっと言う間に食べ終べてしまいました。ほかにもアワビを使ったバター焼きや、刺身、スープ、ビビンバなどいろいろなメニューがあったので、次回は他のものに挑戦したいと思いながら店をあとにしました。
食後は腹ごなしにe-mart(イーマート)というイオンやイトーヨーカドーのようなスーパーへ行き、調味料や食品などの買い物へ。韓国海苔や調味料をちょっとだけと思っていたら、想定外な量になってしまい、ホテルまでの10分ほどの距離でしたが汗だくになり戻りました。荷物を置き、クールダウンをしていると船の会社から、「明日の船は台風の影響で欠航になりました。」と連絡があったので
急遽エアで帰る手続きをすることに…ですが、釜山から福岡へはレガシーキャリアからLCCまでたくさんの便があるので、問題もなくチケットを取ることが出来て一安心。
その後、友人が、ホテルの近所の新世界百貨店に彼の出身地のテグ発祥のビビンバ屋さんがあるからランチはそこがいいと言うので行ってみることに。朝からお粥をしっかり食べたのですが、消化がいいのか買い物中にしっかりとお腹も空いてきたのでお店にGO。
ユッケビビンバが有名なお店ですがメニューを見るや友人が4月から10月まではユッケビビンバは提供されないと…なんということでしょう…(涙)友人曰く、デパートの中で出店しているから色々厳しい規定があるのではと…ですが何も食べずに出ることも出来ないので、他のビビンバを選んで食べることにしました。僕は石焼きチーズビビンバにしました。
野菜がたっぷりでごはんと具をかき混ぜるとチーズもトロトロになりおいしそう。味は思いのほかシンプルでやさしく、女性が好きそうな感じでした。卵がゆで卵だったのが残念…友人もここのビビンバはテグのものとはだいぶ違うと言っていましたがお腹も満たされたので結果往来です。
食後は地下の食品売り場へ行き、明日の帰国に合わせて新鮮なキムチを作っておいてもらうお願いをして、地下鉄に乗り大学名が駅名のキョンソンデ・プギョンデ駅へ。学生街なので色々なお店があるのですが、何故この駅に行ったかというと、眼鏡を買うのと、韓牛を食べに行くというミッションがあったからです。街に降り立ってみるとすごい数の眼鏡屋さんがありました。3,4件見て良さそうなところがあったので、2つ選んで1時間ほどで出来あがるとのことだったので、その間街を散策しました。
夏休み時期だったのであまり大勢の人はいなかったのですが、リュックを背負った学生らしき人達は歩いていました。暑かったのでカフェに行き一息。そして指定の時間に眼鏡を取りに行き少し早めのディナーへ。こちらは貴重な韓国産の特製牛をあつかうお店で今回は3種の盛り合わせとユッケをいただくことに。
こちらも店員さんがお肉の部位を説明してくれて焼いてくれるので、お客さんはただ食べるだけというなんともありがたいサービスです。
味のほうはやはり肉本来の香りと甘みがあり、脂身が日本のお肉に比べると少ないので僕好みでした。大好物のユッケも上質な赤身と付け合わせの梨の自然な甘みが爽やかでもう一皿いただきたいくらいでした。
またこちらのお店ではめずらしいソウジュ(焼酎)も扱っていたので少しずつテイスティングさせてもらいました!この日もホテルに戻って早めに就寝(笑)
翌日は帰国の日、朝はのんびりチェックアウトの準備をして荷物を預けて、最後の食事をしに海沿いのマリンシティまで足をのばし
わかめスープのおいしいお店「プンウォンジャン」へ。こちらのお店は、釜山で取れた新鮮なわかめを使ったスープが有名でスープのフレーバーがビーフ、魚、貝、アワビから選ぶことができます。
「ミヨックッ」と呼ばれ、韓国では誕生日などによく食べる風習があるそうです。僕は迷うことなくアワビをチョイスしました。このお店はスープだけではなく、テーブルいっぱいに出してくれるおかずも人気のお店なんです。チャプチェや魚のフライ、キムチなどご飯がもりもり食べられちゃいます(笑)
スープの味はお肉や魚介のダシがきいていて、日本で食べるようなあっさり系のものとは一線を画しています。途中からご飯をスープに入れて食べている人もいました。また、アワビもスープの中に3個も入っていて豪華でした。とても人気なお店らしく、当日は11時過ぎに到着したのですが、すでに19組も先客がいました。釜山最後にふさわしい食事を堪能することができました。
食後はデパートに立ち寄り、前日に頼んでおいたキムチを受け取り空港へ。台風に見舞われ船がキャンセルになるなどハプニングもありましたが楽しい夏休みになりました。ソウルも活気があり楽しいのですが、おいしい海鮮や海の景色も楽しめる釜山はとても魅力的な街でした。
最近は韓国に行く飛行機が減便するなど、日韓関係がナーバスな状態にありますが、現地の人はとても親切で(あくまでも個人の意見)、出会ったタクシーのドライバーさんは「こういう状態なのに、よく韓国に来てくれましたね。ありがとう。」と言ってくれました。以前のように気軽に両国民が行き来できる日がまた訪れることを切に願いながら帰路についたのでした。
TAISUKE TAKEDA
PRディレクター
NYより帰国後、THEORY, PLST, True ReligionなどのブランドPRを経て、現在はRED CARD TOKYO, upper hights, HAUNT, Le minor, GREYCHORDなど国内外のブランドPRを手掛けるアタッシェドュプレス。