FOOD - COOKING

トマト

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厳しい暑さが続くこの夏、食欲も落ちがちなこの時期にいつもにも増して身体が欲するのが身体を元気にしてくれる夏野菜たち。茄子、きゅうり、ピーマン、パプリカ、ズッキーニなど鮮やかな色合いは眺めているだけで元気をもらえる。

中でも真打ちは真っ赤に熟したトマト!我が家ではそのままはサラダにするのはもちろん、味噌汁の具にしたり、卵と炒め合わせたり、納豆に入れたりと食卓に登らない日がないくらいのスタメン選手。冷蔵庫に入っていないと不安になるほどだ。

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今回は毎日食べれば医者いらずとも言われるトマトを夏に欠かせない冷たい麺と組み合わせてご紹介しようと思う。トマトは美肌効果のあるビタミンC、老化を抑制するビタミンEが豊富で、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウム、ミネラルや食物繊維もバランスよく含み、しかも低カロリー。

またトマトの赤い色素成分であるリコピンは抗酸化作用があり、皮膚や血管の老化を防いでくれるといいこと尽くめ。そんな栄養満点のトマトをさらに効率よく取り入れるために覚えておきたいことがある。

このリコピンは油に溶けやすい性質があるので、油と一緒に摂ることで体内への吸収率が一気に上がるという。だから生のまま食べる時には良質なオリーブオイルや胡麻油、もしくはえごま油の力を借りるといい。

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イタリア料理の前菜、モッツァレラチーズとトマトを組み合わせたカプレーゼはまさに理にかなったメニュー。仕上げにかけるたっぷりのオリーブオイルが味の決め手にもなる。この組み合わせを冷製パスタにアレンジしたものは我が家でも夏の定番になっている。

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まずトマトは皮のままざく切りにして、塩を少量振りかけてしばらく置き、旨味を凝縮させてから、少量のニンニクのみじん切りと良質のエキストラバージンオリーブオイルをたっぷり。完熟トマトはそれだけで十分美味しいが、ちょっと水っぽいなと感じた時には、隠し味にホワイトバルサミコを少々加えるといい。ホワイトバルサミコの甘っずっぱさが味に膨らみとコクを加えてくれる。

この冷製パスタの素ができたら冷蔵庫でキンキンに冷やしておく。合わせるパスタは極細のカッペリーニでも少し細めのフェデリーニがおすすめ。袋の表示時間よりも30秒ほど長く茹でてから冷水にとって引き締めてから、ザルに上げて水を切るのだが、その際にもうひと手間。ひとつかみずつパスタを手に取り、キッチンペーパーで包んで余分な水気をさらに取り除くことで仕上がりが水っぽくなるのを防ぎ、グンと味をアップさせることができる。

このひと手間がするとしないでは大違い。ぜひ、面倒くさがらずにやってみてほしい。この冷製パスタの素があれば、そこに組み合わせるものでさまざまなバリエーションを楽しめる。トマトだけでも十分に美味しいが、モッツァレラチーズや生ハムやツナ缶と組み合わせるのも旨味も食べ応えも増して暑い時期のランチに喜ばれること間違いなし。レストランでこの時期人気の桃の冷製パスタもこのトマトの素を使えば簡単。隠し味的に一緒に使うことで淡白な桃の美味しさを引き立ててくれるのだ。

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夏の麺といったら欠かせないそうめんともこのトマトは相性抜群。パスタで作ったトマトとツナと組み合わせもめんつゆ味によく合う。もっとさっぱりと食べるなら市販のもずく酢との組み合わせがおすすめだ。甘酸っぱいもずく酢とトマトの甘さがよく合って、食欲のない時にも喉越しがよく、スルスルっとお腹に収まる。市販のもずく酢とざく切りにしたトマトを合わせて冷水で締めたそうめんと合わせ、めんつゆをかけるだけ。この時の薬味は刻んだ茗荷がとてもよく合うのでお忘れなく。

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もう一品はトマトジュースの麺つゆ割りだ。実はトマトと醤油の相性は抜群。トマトは旨味の素であるグルタミンを意外にも多く含んでいるので、同じグルタミン酸を含む醤油と合わせるとさらに旨味がアップするそうだ。トマトジュースと希釈タイプの麺つゆを合わせて(割合はお好みで)そうめんにかけてから、ざく切りにしたトマトをトッピングして仕上げにオリーブオイルをひと垂らし。汁まで飲み干してしまうこと間違いなしの清涼感たっぷりの一品になる。


トマトの冷製パスタの素

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材料(2人分)

トマト 中2〜3個
ニンニクのみじん切り 小さじ1
ホワイトバルサミコ 大さじ1
塩 小さじ1
胡椒 少々
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2

作り方
1.トマトはヘタを取り、皮ごとざく切りにしてボウルに入れる。

2.塩を振り、5分ほど置いて味を染み込ませてから、ニンニクとホワイトバルサミコ、胡椒、オリーブオイルを加えて混ぜる。冷蔵庫でよく冷やす。


トマトとツナの冷製バスタ

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材料(2人分)

トマトの冷製パスタの素 上記でできた量
ツナ缶 小1缶(70g)
パスタ(フェデリーニ) 140g
バジルの葉 適量
エキストラバージンオリーブオイル 適量

作り方

1.鍋に湯を沸かし、多めの塩を加えてパスタを茹でる。袋の表示時間よりも30秒長く茹でてからザルに上げ、流水で冷ましてから氷水に浸してしっかりと締める。

2.ボウルにトマトの冷製パスタの素を入れ、油を切ったツナ缶を加えて混ぜて馴染ませる。

3.冷水で締めたパスタをザルに上げ、ひとつかみずつキッチンペーパーで包んで水気を取り除き、2のボウルに入れて混ぜる。

4.器に盛り付けて、残ったソースをかけ、バジルの葉を添える。

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ariko

エディター / ライター

Instagram : ariko418

「CLASSY.」「VERY」などファッション誌の表紙などを担当するエディター、ライター。インスタグラムに投稿するセンスあふれる料理写真や食いしん坊記録で話題に。Instagramのフォロワーは20万人越え。著書に「arikoの食卓」シリーズ(ワニブックス)、「arikoのパン」(主婦の友社)「ありこんだて」(光文社)「おいしいルーティン」(講談社)「arikoの家和食」(講談社)に続いて、7月7日にはお菓子の本「arikoの喫茶室」がマガジンハウスから発売中。