FOOD - COOKING

ピーマン

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子どもの嫌いな野菜の中でも堂々スタメンを張っているのがピーマンであろう。かくいう私も小さな頃はその独特の青臭さが苦手でできれば避けて通りたいと思っていた野菜のひとつだった。それがいつの頃からか、その青臭さが美味しさの個性だと気が付き、今では大好物になったのだから大人になったものだ。

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だからピーマンはシャキッとした食感とフレッシュさを残して調理したものが好きだ。ピーマンが欠かせないナポリタンを作る時も、具材と一緒に炒め合わせず、スパゲッティを入れてから、最後に加えて鮮やかなグリーンと食感を生かすようにしている。

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夏は身がパリッと張った肉厚なピーマンがたくさん出回る。そんな元気なやつを見つけたらまずは生のままで食すのがおすすめ。ヘタと種を取り除いて縦ふたつ割りにしてから断面に断つように薄切りして、旨味になる塩昆布やしらすをたっぷり散らし、塩か醤油をちょろっととごま油をたらり。簡単にできておつまみになる一品が完成する。

ネットで人気のメニューにツナとめんつゆであえてレンジにかけた無限ピーマンというメニューがあるが、私は麺つゆで作ると少し甘いかなと感じるので、だし醤油を使う。我が家には電子レンジがないので(わざわざ言うことではないが)フライパンでツナや鰹節とごま油で炒め合わせてから最後にだし醤油と塩ひとつまみで味付けするとキリッと小気味の良い味わいに。

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細切りにしたピーマンが主役のパスタも簡単で飽きのこない一品。みじん切りにしたニンニクとオリーブオイルを香りの出るまで加熱してから、薄切りにした椎茸とピーマンをサッと炒めたところに茹で上げたスパゲッティを加えて炒め合わせ、味付けは塩昆布だけ。肉類は何も入らないのだが、食べた人は「何これ?!美味しい!」と言ってもらえる自慢のレシピだ。

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肉詰めのピーマンも大好物だが、ハンバーグのような肉だねを作るのが意外にめんどくさい。そこでズボラから考えたのがチーズ入りの肉巻きピーマンだ。半割りにしたピーマンにとろけるチーズをたっぷりと詰めて、豚バラのしゃぶしゃぶ用肉をぐるぐると巻き付けてからフライパンで表面が香ばしい焼き色になるまで焼き付けて、酒、味醂、醤油を同量ずつ合わせたタレをジャッと回しかけて絡めれば完成。しゃぶしゃぶ用の豚バラ肉を使うのは火が通りやすいのでピーマンをシャキッと仕上げることができるから。じっくり焼き付けていると中のチーズがとろけ出てしまうのでその防止にもなる。おかずにもおつまみにもなるのでたくさん作ってもあっという間に売り切れてしまう。

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生のピーマンといえば肉味噌との組み合わせも気に入っているもののひとつ。お気に入りの焼き鳥屋さんで出会ったメニューでパリッとした食感のピーマンと甘辛い肉味噌の組み合わせが最高。ちょっとマヨネーズをつけるところもさらにビールを進ませてくれる。豚肉で作ることが多い肉味噌だが、鶏肉で作るとさっぱりふっくらして夏にぴったり。詳しい作り方はわからないので自己流で作ってみたがなかなか美味しくできた。

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主役のピーマンだが、シャキッとした歯応えと独特の青臭さを程よく抜くためにひと工夫を。半割りにして種を取り除いたピーマンを冷水に浸したまま冷蔵庫で冷たく冷やしておくこと。このひと手間でグンと歯触りが良くなり、さらに美味しくいただける。肉厚の大ぶりなピーマンを見つけたらぜひ、試していただきたい夏のおすすめのレシピをご紹介します。


鶏そぼろの肉味噌ピーマン

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材料(2人分)
ピーマン 4個
肉味噌
鶏ひき肉 200g

A
おろし生姜 1かけ分
ニンニクみじん切り 1かけ分
味噌 大さじ2
酒 大さじ1
味醂 大さじ2
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1
ごま油 小さじ1

作り方
1.ピーマンは種を取り除き、半割りにして氷水に浸し、そのまま冷蔵庫で1時間置く。
2.鍋にひき肉と水大さじ2(分量外)を入れてざっくりほぐし、Aを加えて火にかける。ひき肉の色が変わり、タレの水分がなくなるまで時々混ぜながら加熱する。
3.肉味噌を器に盛り、よく冷やしたピーマンを添える。好みでマヨネーズを添えても。

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ariko

エディター / ライター

Instagram : ariko418

「CLASSY.」「VERY」などファッション誌の表紙などを担当するエディター、ライター。インスタグラムに投稿するセンスあふれる料理写真や食いしん坊記録で話題に。Instagramのフォロワーは20万人越え。著書に「arikoの食卓」シリーズ(ワニブックス)、「arikoのパン」(主婦の友社)「ありこんだて」(光文社)「おいしいルーティン」(講談社)「arikoの家和食」(講談社)に続いて、7月7日にはお菓子の本「arikoの喫茶室」がマガジンハウスから発売中。