FASHION

体型カバーも叶えてくれるから、 大人こそ、デニムを「ゆるっ」と着よう

Share :

大人のデニム選びについて、ものすごい数のご質問を頂きます。みんな、みんな迷っているんだね。年齢を重ねると、太る、太らない――ではなく、肉質が変わり、肉の付き方が変わってきます。肉質は、赤みのぎゅうっと歯ごたえがある感じから、サシが入った柔らかく。まあ、言うなれば、100g 800円が6800円になる感じ。あ、別にどちらが良い、というわけではないのです。好みですから。

あとは、どうしようもなく抗えない自然現象なので。噛み応えが変わる、に加えて、その質が変わった肉の付き方は、また変化します。身体の後ろ側に重なってつく感じ。例えば、二の腕の裏、背中、ヒップの下など。そうなると、今まではいていたデニムが「同じイメージ」でははけなくなるのです。


デニム:NEEDBY heritage

と、少し前置きが長くなりましたが、そんな思いを抱えている人に、今日は、この1本をオススメしたいと思います。NEEDBY heritage(ニードバイヘリテージ)のTONY。ハイウエスト、そしてテーパードシルエット。太もものわたりをしっかりとって、裾に向かって細くしているので、とにかくはいたそばから「今っぽく」なれて、さらに、大人の女性の「気になるいろいろ」をカバーしてくれます。

ウエストのゆるみは、ハイウエストがカバーしてくれるし、ヒップや太もものハリやたるみは、少し厚めの素材とリラクシーなラインが救ってくれる。ユニセックスモデルなので、私は一番小さい25を着用。息子とシェアできるかな♡

そうそう、NEEDBY heritage(ニードバイヘリテージ)は、2023年春にローンチした新しいブランド。日本で作るデニムの良さを、そして伝統や手法を守りたい――という願いからスタート。さらに、環境に配慮したり、といったサステナブルも実践していて。もちろんデザインだって、基本を大事にしながら、モード感やスピード感も搭載し、まあ、言うなれば「理想のデニム」。

体型レスキューから入りましたが、今の気分ではきたい! というリクエストにもしっかり答えてくれます♡♡

  • Share :

NAOKO OKUSA

スタイリスト

Instagram:Naoko Okusa_Official

1972年生まれ。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。雑誌「ヴァンテーヌ」の編集に携わったのち、独立。新聞、カタログを中心にスタイリング、エディトリアルをこなすかたわら、広告のディレクションやトークイベント出演、執筆業にも精力的に取り組む。プライベートでは3児の母。