“ほっこり”見えがちなリネン。大人はどう選ぶのが正解?
みなさん、こんにちは。エディターの三尋木奈保です。
この時季気になるアイテムといえば、リネンもの。私も昔から大好きな素材なのですが、年齢を重ねてくると、リネン特有のナチュラル感がカジュアルすぎる? って感じること、ありませんか? そんなモヤモヤを解消してくれるセットアップをHAUNT(ハウント)で見つけました。
LINEN SHIRT KEY POINT
☑ボタンが隠れる比翼仕立てで洗練された印象に
☑モード感を高める、小さめの襟とスラッシュポケット
☑オーバーすぎないきれいめなサイジングが大人向け
LINEN FLARE SKIRT KEY POINT
☑ドラマティックなサーキュラーシルエット
☑ウエスト後ろはゴム仕様でラクな着心地
LINEN WIDE PANTS KEY POINT
☑太すぎないワイドレッグですっきり
☑腰位置を高く見せるハイウエスト&深めのタック
☑ストレスフリーな後ろゴム仕様
Style01:リネンシャツ×スカート
リネンなのに、「品よくフェミニン」が叶うセット
リネンシャツはHAUNTでは毎年定番の人気アイテム。今年はややサイズ感をコンパクトに設定したとのことで、早速試着させてもらったら、これがすごくいいんです♡ 今どきの程よいゆったり感はキープしつつも、肩が落ちすぎない絶妙なサイジング。リネン素材でオーバーサイズだと、大人にはカジュアルすぎることがあるけれど、これなら理想的。
また、私がみなさまに声を大にして推したいポイントは、フロントが「比翼仕立て」なこと。ボタンが前立ての裏に隠れる設計なので、ぐっとすっきり、モダンな印象に見えるんです。私的には、シャツって「比翼仕立て」か、「ボタンが見えるレギュラータイプ」かで、まったく印象が変わると思っていて。比翼のほうがきれいめ、ボタンが見えるほうがカジュアルですね。
だから今回、リネン素材が“ほっこり”見えずに大人っぽく映えるよう、比翼仕立てでつくってくれたHAUNT、さすがわかってくれてる! とうれしくなった次第♡
シャツ:HAUNT
スカート:HAUNT
サンダル:LAOCOONTE
バッグ:MARNI
同素材のスカートも、ギャザーではなくサーキュラータイプなのが高ポイント。ウエストにギャザーが寄ったタイプだとリラクシーに見えがちですが、ウエストはすっきり、裾に向けて広がるこのシルエットのほうが、断然エレガントでドラマティック。
おうち洗いできて清涼感のあるリネンのよさはそのまま、「きちんときれい」な印象が叶うこのセット、ほかではなかなか見つかりません。
Style02:リネンシャツ×パンツ
シンプルな組み合わせに素材のよさが引き立って
お次は、色違いでシャツ×パンツのセットを試してみました。このパンツも、ゆったりしながら太すぎない絶妙なシルエット。ハイウエストでタック入りだから、自然と腰位置が高く見えるんです♡ しっかりしたウエストバンドや、タックからつながるセンタープレスなど、これまたリネンをきれいめに見せてくれる工夫が随所に。メンズのスラックスっぽい辛口で端正な仕立て、それでいて後ろはゴムでラクちんなのがありがたい~。
こちらのカラー名は「エスプレッソ」ですって。洒落てます~! 光のあたり方では黒にも見えますが、ほのかにダークブラウンを感じる奥深い色味。リネンならではのドライな風合いが、かっこよく引き立ちますね。
あ、ここまでシルエットや色の話ばかりしてきましたが、HAUNTのリネンは、素材自体がとっても上質。世の中にはガサガサして着心地の悪いリネンも正直ありますが、こちらは表面がなめらかで、自然な光沢を感じるようなリッチな風合い。いろんなリネンをたくさん着てきた大人の女性にこそ、このクオリティを試してみてほしいです♡
NAHO MIHIROGI
ファッションエディター。雑誌「Oggi」「Marisol」などを中心に活動。アパレルブランドとの商品開発にも多く携わる。自身のおしゃれルールを公開した著書「マイ ベーシック ノート」(小学館刊)は、シリーズ2冊累計18万部を超えるベストセラーに。