シンプルだけどひとワザ効いた春ニット。ふたつの選択
みなさん、こんにちは。エディターの三尋木奈保です。今シーズンも連載で、HAUNT（ハウント）の新作からおすすめをご紹介させていただきますね。
さて、いよいよ春ですね～。新しい春！ 日常生活も変わりそうですね。みなさんはどんな計画を立てていますか？ 私は3年ぶりに海外旅行へ行きたいなぁ、とか、何十年ぶりに前髪をつくって髪型チェンジしたいなぁ、とか、いろいろ考えてワクワクしてます♡
今回は、そんなポジティブな春にぴったりのニットをご紹介します。
ITEM01 レイヤード風カーディガン
一枚でも地味に見えない、絶妙な洒落感に拍手！
KEY POINTS
☑ベストとカーディガンを重ねたようなドッキングデザイン
☑柔らかな肌触りの上質コットンが、今すぐから初夏まで活躍
☑一枚でもサマになるV開きカーディガンは貴重！
私は昔からシンプルなカーディガンが苦手でして…。どうにも印象が地味になっちゃうんですよね。Vネックだといっそう胸元が心もとない感じに…（涙）。なので、ニットはクルーネックかタートルに頼りがちだったのですが！ この春、HAUNTでいいものを見つけました♡
カーディガンの下にベストを重ねたような、ドッキングデザイン。カーデのVとベストのVが、すこしずれて重なる具合が、HAUNTらしいさりげないおしゃれ感なのです。これなら一枚で着てもさみしくならず、かといって個性強すぎじゃなく、大人にちょうどいい「ひとくせ感」に。
突然ものすごいデザイン性のものが着たいわけじゃないので、そうそう、この「ちょっとしたさじ加減」、かゆいところに手が届いてるわー、さすがHAUNT、とうなりました。
ニット：HAUNT
デニム：upper hights
バッグ：GASPINO
デニムを合わせただけのワンツーコーデもサマになりますね。優秀なのはレイヤード風デザインだけではなくて。V開きの深さだったり、肩の落ち加減だったり、身頃の幅も、すべてが絶妙。今っぽくこなれたサイジングで、体が華奢に見えますよ♡ タイトすぎず、ルーズすぎないのが今の気分ですよね。シンプル好きの大人には、欲しかったのはこれだ！ と見事にハマると思います♡
ITEM02：クルーネックニット
シンプルニットこそ、上質素材の心地よさで選びたい
KEY POINTS
☑毎日着たくなる、柔らかな肌触りの上質コットン
☑肩の切り替えとネックのリブが程よいアクセントに
☑肩から袖がつながるパターンで着やせが叶う
こちらは、上のカーディガンと同じ素材のクルーネックバージョン。なめらかでさらっとしたコットン100％の風合いが、とっても気持ちいいんです♡
コットンニットって、ガサッとした肌触りで、ずしっと重いタイプもありますが、（メンズライクなかっこよさがあってそれはそれで素敵なのですが）結局着なくなっちゃうんですよね…。大人には、軽くて肌触りのいいものがいちばん！ 特にシンプルなデザインのものほど、素材の上質さ、着心地のよさって大事。
このニット、シンプルな外見ながらも、実は細かな工夫がたくさん。身頃は目の詰まったきれいなハイゲージなのに対して、ネック周りは太めで立体感のあるリブ仕様。また、ネックから肩のライン手前に沿って切り替えが入っていて、こういう「ちょっとカジュアル」なディテールが、ハイゲージニットをさみしく見せず、なんだか素敵、今っぽい、という印象に引き上げてくれるんです。
さらにさらに、私がグッときたのはラグラン設計で肩が華奢に見えるところ♡ 前述の肩のラインの切り替えが、デザインのアクセントにもなり、実はラグランの切り替えでもあり。ふつうのラグラン袖って、斜めにラインが入ってかなりカジュアルなんですが、このニットの肩に沿ったラインなら、すっきり洗練して見えるんです。
って、文章ではすごく分かりづらいこと言ってますね…すみません（汗）。とにかく、さりげなく体がきれいに見える、ということです！ 気になる方は、商品ページの詳細写真でチェックしてみてください…！
私はボリュームのあるフレアスカートと合わせてみましたが、もちろんパンツでもデニムでも。着こなしに悩んだら、とりあえずこのニットをもってくればスタイルが決まるはず。
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NAHO MIHIROGI
ファッションエディター。雑誌「Oggi」「Marisol」などを中心に活動。アパレルブランドとの商品開発にも多く携わる。自身のおしゃれルールを公開した著書「マイ ベーシック ノート」（小学館刊）は、シリーズ2冊累計18万部を超えるベストセラーに。