世界が注目!ワイキキに最新スーパーがオープン
長年のハワイファンならばきっと覚えているクヒオ通りに面してあったスーパー「フードパントリー」。近年はちょっとシャビーになった感じも良かったり、ハワイを訪れる人に長く愛された店でしたが、老朽化に伴い閉店。そしてその跡地はがらりと趣を変え、2022年、高くそびえる賃貸型コンドミニアムに商業施設が入る複合施設「リリアワイキキ」としてスタート。
今年1月には新スーパー「ワイキキマーケット」が2階に待望のオープンを遂げ、一気にワイキキがぐんっと活気づいた。ワイキキ住民のためのスーパーでありながら、ここを訪れる世界中の人をターゲットにした店内の展開が面白い。
砂糖の砂浜にたくさん並ぶマラサダ。プレートランチ、ポケボウル共に、料理サンプルをショーケースの上に並べて、言語の垣根を作らず頼みやすいシステムに。賞味期限の短いケーキやデザート類は小さな容器に入れて、一人旅でも、お試しでも対応できるよう配慮。
ハワイの食文化を世界に向けて発信するべく、でも、地元の人のニーズにもちゃんと寄り添いますよ、というラインアップと価格帯の折り合いが程よく、気兼ねなく買い物ができる。大きいスーパーは文句なしに楽しい。でも限られたハワイ滞在時間で初めて訪れるスーパーはこのぐらいなサイズがいいな。縦長な店内の配列がとても見やすく、生物から乾き物へ推移する流れがスムーズ。
最終コーナーを回ると、お土産がずらり。コーヒー、クッキー、はちみつ、チョコレートなどなど、どれも最新の厳選されたものばかり。地元スーパーだからこそのセレクトは感度が抜群。時間のない人はここへ来れば大丈夫!注目のものを探している方もこちらへどうぞ!
1階には「ピコ・キッチン&バー」も「ワイキキマーケット」と同時にオープンしています。オープンエアーのカウンターはワイキキビューを望める特別空間。今年こそハワイ!と思っている方も多いと思う。
コロナで空白の3年を経て来ハし、ここでワイキキビューを眺めながら1杯というのが、なかなか良いのでぜひ。トロピカルカクテル片手に普通に戻ったワイキキを見て感無量。涙しちゃうかも。
MAYA KUDO
メディアコーディネーター
大分県出身、ホノルル在住約20年。雑誌、テレビなどのメディアコーディネーター、ライター。虹の谷マノアに暮らす。どんな世代にもフィットするハワイを発信、歴史やカルチャーなど古き良きハワイをベースに最新ハワイを網羅する知識でメディアからの信頼も厚い。著書のほか、ハワイの風を感じるインスタグラム、連載も多数。CREA「おもてなしハワイ」、JAL機内誌Eheu、ハワイ州観光局運営のAll Hawaiiなど。趣味は日の出前から出かけるフリーダイビングと海上がりのがっつりプレートランチ。