工藤まやの「蔵出しハワイ」

自然とデトックスされるお清めラグジュアリーステイ

先月に続き今月もラナイ島のお話です。夢のプライベートチャーターで到着した後はフォーシーズンズ・リゾート・ラナイまでテスラで、おほほ。
田舎の一本道を高級車で行く道中で虹の歓迎を受け、リゾートに着いたら、この絶景。

ロビー広々、エントランスからプールまで段差がある設計でぐぐっと目に飛び込むゴージャスなリゾート。その先には青く眩しい海、気持ちいいほど人がいない開放的なビーチ。ああこの島は本当に美しい。自然とラグジュアリーが交互にやってくるラナイマジックにぐいぐい惹きつけられ、次にでてくるギャップはなにかしら？と楽しみに待ってしまう自分がいます。

リゾート内はまるでジャングルのような庭園で埋め尽くされ、そのほとんどがハワイ固有種の植物や花々。計算された植栽により、ゲストのプライバシーを守り、客室、プールサイドのカバナ、館内のベンチなど、どこにいても、プライベートな空間を作る役目を果たしているという。それにしても生命力みなぎる成長すごいけど！

客室はダークな木目調でまとめてあり重厚、室内の照明もそれと合わせて暗めのトーン。とにかくムーディーな雰囲気でカップルが多いのも頷ける。アメリカ本土からのハネムーナーにも人気急上昇中なんだとか。一緒に旅をしていた文筆家先生は、締め切りの原稿を部屋で書けないという事態に陥ってしまったけれど、そうここはバカンスをするための場所。仕事はしなくていいんです！と、いうことではないかしらん。

部屋ではのんびり、ひとたび部屋を出れば、アクティブに。イルカや冬にはクジラがやってくるフロポエ湾はすぐ目の前。久しぶりにここでシュノーケルをしたけれど、やっぱり海の透明度が抜群！綺麗な貝殻もたくさん拾って、時間を忘れるほど。

ビーチの先から岬へ向かっていくとそこは野鳥保護区のある散歩コース、そして、悲哀伝説が残るプウペへ（スイートハートロック）。ラナイ島のシンボルともいえるプウペへから望むサンライズを見て、なんだか突然涙が出そうになった。