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upperhightsの新発明(笑)!upperhights グリーンのデニムをはいてみた

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デニム=ブルーか黒。この方程式を覆したブランドは、upper hightsだと思います。大げさではなく、本当にそう。今までもカラーデニム、という名前のパンツはあったけれど、本格的なデニムの仕様ではなく、カラーパンツにカテゴライズされるんじゃないかな?


デニム:upper hights

そのupper hightsにも、グレージュ、ベージュ、シルバーなど、ニュートラルで「寄り添い系」の色は多々あったけれど、このグリーンはまた新鮮。というか驚き。かなりスミっぽいグリーンだから、「緑」がガツンと目に入る、というよりは、ブラックデニムをはきこんでこうなった、というイメージ。

年末年始を過ごすために来ているハワイにも持参して、現地でコーディネートしています。色合わせは冬の着こなしにも活用できので、ぜひ、参考にしてください♡


デニム:upper hights

実は着いたその日にはいたのが、このカフタンとの組み合わせ。日焼けも進んでいないので、肌に溶けるようなピンクベージュとの、オーガニックなカラリング。

こんなふうに少し曖昧な色は、ブルーデニムともブラックデニムとも合わせづらいのですが、グリーンならパーフェクト。例えばベージュのコートやスモーキーピンクのニットなど――色合わせに迷っていた服も、レスキューできそうです。


デニム:upper hights

そして、もう少し「強め」にスタイリングしたいときは、黒と合わせて。黒が、グリーンに潜む影の部分をぐっと引き締めてくれます。すべての小物も黒にして、はっきりとしたメリハリを楽しみます。

冬であれば、ニットをカシミヤに、サンダルをショートブーツに替えて。THE TAYLORはハイウエスト、少し太めのフレアだから、脚の形を明らかにせず、フラットでも合わせやすい! 裾のダメージも、程よくカジュアルで、キレイ目にもラフなスタイルにも合ってくれます。

こうして書いてみると、このグリーン。実は冬はもちろん夏も活躍してくれるのがわかります! ハワイではもちろん、真冬の東京に戻ってからも、たくさん楽しみたいと思います♡


最後になりますが、このコラムを読んでくださった方へ
2022年はどんな1年でしたか? 私にとってはチャレンジする、思考を変える、動く、たくさんの人と会う、という年でした。家族を海外へ送り出し、私自身も、大きく進まないと、といつも以上に忙しかった気がします。このコラムを通じてお会いできた、すべてのみなさまに、「読んでくださってありがとう」と伝えたいと思います。そして、来年も、さらに良い年になりますように、と心から♡

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NAOKO OKUSA

スタイリスト

Instagram:Naoko Okusa_Official

1972年生まれ。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。雑誌「ヴァンテーヌ」の編集に携わったのち、独立。新聞、カタログを中心にスタイリング、エディトリアルをこなすかたわら、広告のディレクションやトークイベント出演、執筆業にも精力的に取り組む。プライベートでは3児の母。