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ハワイ島の星空レストラン Vol 3. Manta

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星降る夜とメイド・イン・ビッグアイランドの美食

久しぶりにハワイ島へ行ってきました。コナ空港から北へ海岸沿いに並ぶリゾートは全て溶岩大地を切り開いて作られたもの。そのスタートをきったのは1965年にロックフェラーが作ったマウナケアビーチホテルです。私がハワイ島でいちばん好きなホテル。

手から溢れる細かい砂のビーチは白く、外観にはロックウォールをあしらい、エントランスには青いタイルのみが敷かれ海へのアプローチを誘う。60年以上も前にここまで自然と共存するようなデザインをホテルの随所にきかせる美的センス。ああもうほんと素敵―と毎回来るたびにうなってしまう。

だからレストランがオープンエアなのは至極当然のこと。メインダイニング「マンタ」の目の前は海、そして天井は満点の星空。ハワイ島は富士山よりも高いマウナケア山があり、そこには各国の天体観測所が置かれるほど空気が澄み星がきれいなところ。

オンザビーチのロケーションで夕日を眺めたあとに、星空が舞い降りてきて、その後、飲んだり食べたりできるのなら、時間がない人はもう山まで星空観測ツアーになんて行かなくてもいいかもしれない。欲深い私は山にも行くけどさ。

最近ネイバーアイランドへ行くと、その島産というのを各レストランがすごく意識してメニューを考案している気がします。輸送コストがかからない上、その島の美味しいものを最もフレッシュな時に食べられるのは旅の醍醐味。「マンタ」ではハワイ島産のグラスフェッドビーフ、そしてハマクアコーストのきのこ類やトマト、カムエラ産のレタスやケールなど。訪れた日は色気より食い気のメンズ3名と一緒だったので、迷わずビーフを!

前菜はビーフのタルタル。そしてメインのリブアイステーキはナイフを入れた瞬間!これは美味しいに違いないと確信。すっと切れてストンとナイフがお皿に落ちましたもん。肉がぎゅっとしまっているのに筋がなく、甘みがあるのにしつこくない。肉汁を最大限に封印した焼きも完璧過ぎた。

夜風が気持ちいい中で食べるステーキは最高だーなんて叫びたくなるほどの解放感。まわりを見ると、ワイングラスを傾け、星空を見上げとってもロマンチックな大人空間。そうここはスペシャルな思い出を作る場所なんだわ。このステーキへの思いは山へ行って叫ぶとしよう。

Manta

 

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MAYA KUDO

メディアコーディネーター

instagram : mayahawaii325

大分県出身、ホノルル在住約20年。雑誌、テレビなどのメディアコーディネーター、ライター。虹の谷マノアに暮らす。どんな世代にもフィットするハワイを発信、歴史やカルチャーなど古き良きハワイをベースに最新ハワイを網羅する知識でメディアからの信頼も厚い。著書のほか、ハワイの風を感じるインスタグラム、連載も多数。CREA「おもてなしハワイ」、JAL機内誌Eheu、ハワイ州観光局運営のAll Hawaiiなど。趣味は日の出前から出かけるフリーダイビングと海上がりのがっつりプレートランチ。