FASHION

Vol.4 RED CARD TOKYO “Marmalade Midrise”

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三寒四温で冷たい空気を感じて着込んでみたり、少し汗ばむような日もあったりと温度管理が難しい季節ですね。みなさんは衣替え完了されましたでしょうか?季節の変り目こそクローゼット整理の良いタイミングですよね!

この衣替えという衣類の整理行事ですが、除外されるものがあるとしたらその筆頭にあげられるアイテムのひとつに〝デニム〟があると思います。
デニムはシーズンレスで穿けるボトムス。4シーズンいけるなんて最高!さらにデイリーはもちろん、お仕事でもOKというところもありますしシーンレスなところもスゴイ!

第4回デニム穿き比べ連載にてご紹介するのは、そのシーンレスの代表格として人気のRED CARD TOKYOのミッドライズフレアモデル「Marmalade Midrise(マーマレードミッドライズ)」。大人は、こういう〝キレイめデニム〟を1本持っていると必ず重宝します。
(食欲の秋で太ったわ……という方もこれは着やせして見えるので必見デス!)

RED CARD TOKYOのミッドライズフレアモデル「Marmalade Midrise(マーマレードミッドライズ)」ワタリから膝にかけては若干ゆとりを出して、ひざから控えめにフレアを入れたゆるフレアー。今季はセンタープレスをかけ、トラウザーのような端正なフィットに仕上げました。

洗いこむほどにへたらないハリ、コシのあるふっくらした生地感を感じられる、かつてのRED CARD定番デニム・Anniversary 20thに使用していた生地をもとにバージョンUPしたクラボウのストレッチデニム採用。仕上げにシルクのような光沢をもたせる「シルケット加工」を施しました。注目トレンドのフレアパンツを取り入れたいならおすすめの1本です

24インチ


ジャストフィット?!でも
食い込みや締めつけがあり長時間着用は厳しい……

センタープレスで膝下がゆるく広がるセミフレアシルエットで、間違いなくキレイに穿けるのですが、サイズ選びを間違えると危険です!自分自身で食い込み具合やピチピチ具合に気が付かないことがあるから。まさに、この24はソレです。

キレイめボトムスの大切なポイントはフィット感、タイト感、ストレッチ感ですが、ムチムチしているか、シルエットは死守しつつ程よく余裕があるかではまったく違う見え方になります。この〝微差〟で美シルエットかつ長時間穿いていても苦しくならないという結論に至るので、ニットをインしたいなど着こなしによってはサイズアップは恐れず決行したいと思いました。

25インチ

いつものサイズで気になるお腹も太もももカバー
大人の余裕ある履きこなしに!

実はこちらのシリーズ、24と25のサイズの丈が71㎝と一緒なんですが、全体的に余裕がでたことで丈もくるぶし下まで出たので「寸足らず……」という間の抜けた穿きこなしを回避。センタープレスも歪むことなくまっすぐに伸び、膝下のフレア間も感じられるベストな穿きこなしになりました。ペタンコ合わせもバランス良く見え、これからの季節はショートブーツ合わせもバッチリ。トラウザーのような感覚でジャケット合わせなども楽しめそうです。

26インチ

ラインがグッと変わり
どこか男前なムードが漂う甘辛スタイリングに


デニム:RED CARD TOKYO ¥20,900 
ニット:HAUNT ¥37,400

26インチになると股下が73㎝と(24,25インチから2㎝アップ)脚長効果を感じられる穿きこなしはGOOD。フレアー感が減りストレ―ト寄りのメンズライクなシルエットになりました。

甘めのピンクニットとの合わせもカジュアル感が増し見事に甘×辛のコーディネートに早変わり。同じ甘めのトップスなのにサイズで全体の表情が変わるのも面白いところです。ウエスト、ヒップにも余裕う出たのでニットのような厚手なものはインしやすくなりますが、夏のTシャツ1枚みたいなときはベルトで調整しても良いかと思います。

まとめ

キレイめデニム、いかがだったでしょうか。今回は、私はきちんと感が出せた25インチが気分でした。インディゴカラーで端正なシルエットなのでコンサバな穿きこなしが目指せます。ですが、面白いことにサイズによってシルエットが変わって見えるのでそこはお好みで選んでみてください。

これまでデニムときちんと感は相反するものだったかもしれませんが、いまはこれが融合できる時代。シーズンレスで穿くなら、デニムできちんとしたスタイリングが目指せるほうが息が長く愛用できるように思います。みなさんはこの秋冬はどんなデニムスタイルを目指しますか?

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NAO TAKAHASHI

ファッションライター

Istagram : naosuke0807

出版社、広告代理店を経て、現在はファッションを中心に、ビューティなどライフスタイルの様々なジャンルの取材から、雑誌『STORY』や様々な媒体で執筆&インスタライブなどでも活躍。リアルなファッション悩みとトレンドを盛り込んだ提案にモデルや同年代女性からの信頼も厚い人気ファッションライター。