エディター
三尋木奈保と
考える
きれいめ派の
秋ベーシック

みなさん、こんにちは、エディターの三尋木奈保です。今季も、HAUNT（ハウント）からきれいめ派におすすめの新作を紹介する連載が始まりました！

夏の終わりは、着るものに悩みますよね。外はまだ暑いけれど、秋の始まりをほんのり意識したいところ。私的には、この時季やっぱり「黒」が使える！　と思うのです。素材感や袖丈は涼しげでも、シックな黒なら、秋に向けた落ち着いたムードを演出できます。

Item.01　ハイゲージツインニット
「クールなワントーンで、秋に向けて気分をリセット」

KEY POINTS
☑なめらかな薄手ニットは極上の肌触り
☑黒でも上品な印象は、シルク・カシミア混だからこそ
☑大人がきれいに見える、気の利いたディテールが随所に

ニット：HAUNT
カーディガン：HAUNT
デニム：upper hights
ネックレス：ADAWAT N TUAREG
ブレスレット：MC STUDIO

真夏はリネンのオーバーシャツや白Tシャツ、たっぷり揺れるマキシスカートなど、「白っぽくてふんわり」な着こなしが多かったから、夏の終わりに黒のシンプルアイテムを投入すると、かなり気分転換になりますね。

上質素材の黒ニットといえば、HAUNTの定番。こちらはウールにシルクとカシミアをブレンドした素材で、見た目のリッチ感、肌触りのよさは言わずもがな。黒ニットって、素材のよしあしがストレートに出てしまうから、クオリティにはこだわりたいところです。

さらりと薄手の素材感なので、夏から秋への端境期にも快適です。ごくベーシックなツインニットですが、大人がきれいに見える配慮があちこちに。程よく体が泳ぐくらいの、ちょうどいいゆったり感。ニットは肘に届く五分袖で気になる二の腕をカバーしてくれます。

また、ニットもカーディガンも背面にセンターシームが施されていて、さりげない洒落感が（背中がどーんと大きく見えないのがいい！）。「シンプルなツインニットは地味になる。体型カバーしづらい…」と敬遠していた人も、ぜひ試してほしい逸品。

「映える」アイテムも必要だけれど、「シンプルな定番」をおろそかにしてはだめ、と思っていて。ベーシックアイテムを「今の自分に似合う」素材やサイジングに、きちんとアップデートし続けてこそ、大人のおしゃれは成立するものだと思っています。

Item.02　ハーフスリーブドレス
大人にこそ必要、甘くならないモダンな黒ドレス

KEY POINTS
☑ドライタッチなウール調ブラックがきちんと感を演出
☑ゆったりしたAラインでリラクシーな着心地
☑今どきのモード感が漂うバンドカラーのスキッパー襟

ワンピース：HAUNT
バッグ：NOMADIS
バングル：ADAWAT N TUAREG

HAUNTの定番といえば、黒ドレス。世の中のマキシワンピースといえばふんわり甘めなものが多い中、黒で辛口を通すのがHAUNTらしい世界観。

バンドカラーのスキッパー襟やベルスリーブの五分袖が、ピリッとクールなポイントです。一見、上質なウールに見えますが、実はポリエステル100％。しっかりコシのある地厚な生地で、ドライタッチな肌触り。

たっぷりしたAラインで、動くたびにさらさらときれいなドレープが出ます。きちんとシックな印象ながら、着心地はラクで涼しい、というのがこの時季にぴったり。夏の終わりはこんなふうに、白の靴＆バッグ、シルバーのアクセサリーで軽やかさを足して。秋になったら薄手のタートルをインに着て、黒ブーツを合わせるのも素敵です。