何通りもの着こなしが楽しめる、最強「春アウター」
こんにちは! ライターの鈴木亜矢子です。
オンラインストア限定で展開している「STATE OF MIND(ステートオブ マインド)」のラインナップから、自分をちょっと新しく見せてくれる、おしゃれの幅を広げてくれる「BRAND NEW ME」なアイテムをピックアップする本連載。今回は「ショート丈のトレンチコート」をフィーチャーします。
身長や体型を選ばない
才色兼備なトレンチコート
コート:STATE OF MIND allow trench coat
きんっと冷たい空気の日が続いていますが、暦の上では春。ダウンアウターに身を包みながらも、新しいアイテムを買うなら断然春物、ですよね。ということで、今回は、春アウターの王道、トレンチコートをクローズアップしました。
トレンチコートと一口に言っても、オーセンティックなものから、アレンジされたものまでさまざま。今回は、どちらかというと後者です。トレンチコートの、真面目な表情を踏襲しつつも、丈やシルエット、ディテールが格段に今っぽくアップデートされています。
具体的には……
まず、シルエット。丈は、ショートというよりも、ハーフという方が近いかな。身長152cmの私が着ると、ヒップはすっぽり隠れ、太ももの半分くらいまであります。そして、↑の写真でも伝わると思うのですが、シルエットが裾に向かって細くなるコクーン型。この丈とシルエットは、パンツでもスカートでもバランスよくまとまりますし、身長や体型も選ばないのです。
それから、この大きな襟。ほんのりモードになるだけでなく、顔を小さく、肩を華奢に見せてくれる効果があります♡
袖口にはボタンが2つ付いています。きゅっと締まる方を留めると、袖がぱふっと膨らみ、クチュール感が出ます。あ、年齢を重ねて丸くなった肩先や二の腕周りも、このぱふっとふくらむ視覚効果で気にならなくなります。
袖つけはラグランスリーブ。身ごろや袖にボリュームのあるものをインナーにしても、ぼわぼわしません。
こうして、改めて分析すると、このトレンチコート。一見、装飾を削ぎ落としたミニマルなデザインに見えて、嬉しい工夫がいっぱいですね。ハンガーにかかっているよりも、人の身体が入ると、より魅力的に見えると思うので、続いてはコーディネートをご紹介しますね。
アローショートコートの着回し力を検証!
STYLING01 王道のトレンチコート×デニムが、ぐっと新鮮に
コート:STATE OF MIND
ブラウス:STATE OF MIND
デニム:RED CARD TOKYO Marmalade Midrise
まずは、THEなデニムとのコーディネート。トレンチコートって、その出自からか、どちらかと言うと、英国の雰囲気が漂うと思うのです。でも、今回のショートトレンチコートは、私の勝手なイメージでは、パリっぽいのです。「角」のないシルエットだからかな。女度が上がる気がします。
横から見るとこんな感じ。
少し襟を抜いて着てみました。サイドは後ろ下がりの斜めのライン、背中からヒップにかけては文字通り繭のような曲線を描いてくれます。
後ろからはこんな感じ。
襟を抜いている感じ、伝わりますか? インナーを、白のドットブラウスにしたというのもあると思いますが、ボーイズライクでカジュアルなデニムに、フェミニンな雰囲気を足せたかなって。
STYLING02ワンピースにはポンチョ風アレンジで
コート:STATE OF MIND
ワンピース:STATE OF MIND
そうそう、トレンチコートって、フロントのボタンをどんな風に留めるかでも印象が変わりますよね。ということで、2コーディネートめでは、一番上のボタンだけを留めて、ポンチョ風に羽織ってみました。
横から見るとこんな感じ。
いかがでしょう? 中に着ているのは、裾に向かってふわっと広がるロング丈のシャツワンピース。こういうワンピースって、意外とアウターに迷うのですよね。短くするか、長くするかの2択になってしまいがちですが、このくらいのハーフ丈にすると、新しいバランスに。
後ろから見るとこんな感じ。
コクーン型のシルエットが、ちょうどいい塩梅でメリハリをつけてくれます。うん、身長152cmでも、ずるずる感なくて良さそう(手前味噌ですみません)!
さてさて、少し長くなりましたが、いかがでしたでしょうか? タイトルにも書きましたが、このアウターは高身長さんも低身長さんも、そしてグラマラスさんも、痩せ型さんも。身長や体型を選ばないアウターだと思います。あとは、カジュアルからきれいめまで、シーンも超えて着られます。うん、万能!(笑)
今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は3月9日(水)にアップ予定です。
また、この場所でお会いできますように♡
AYAKO SUZUKI
エディター/ライター
大学卒業後、10年間のOL生活を経て、エディターでありスタイリストである大草直子の 事務所に入社。現在は、WEBマガジンの連載やアパレルブランドのカタログ製作など、 撮影、取材、執筆の日々。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』では、身長152cmならでは の私服コーディネート が人気。今はまっているものは、おしゃれ、ホットヨガ、チョコレートに甥っ子♡