FOOD - COOKING

公長斎小菅 鬼おろし器

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早いもので暦の上ではもう冬。そろそろ大根の甘さが増してグッと美味しくなってくる頃。そうなると我が家で俄然出番が増えるのが鬼おろしです。竹でできたおろし器で見た目はギザギザに尖った歯が並んでいて、まるで昔話に出てくる拷問器具かのよう。後ろ手に縛られて、膝の上に重石を載せてこの鬼下ろしの上に正座させられたら、一瞬で白状してしまうのは間違いなしの恐ろしさなのです。

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この鬼おろしの独特のこの歯で大根を下ろすと金属のおろし金に比べて粗めの大根おろしができます。名前は恐ろしいですが、水分を含んだままの大根おろしはシャキシャキふわふわの食感でとてもみずみずしいのが特徴です。そのまま口に運ぶと冬の大根の甘さと柔らかさを楽しむことができます。

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この鬼おろし、使い方にちょとしたコツがあります。金属の刃に比べて鋭くない分、おろすのに力が必要です。まず鬼おろしを濡らして歯の部分に水を含ませます。こうすることで歯がしっかりと締まり、大根が引っかかりやすくなり、おろしやすい状態になります。

そのひと手間を経て、いよいよおろし始めます。いつものようにそのまま上下に大根を動かしても上手におろすことができません。皮を剥いた大根を手に持ち、手前一方向に引くようにおろすのがコツ。鬼おろしとセットになる下皿を一緒に揃えておくとしっかり固定できるのでおすすめです。

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ちなみに私が持っているのは公長斎小菅のもの。ネットなどでも購入可能です。また、おろすときは滑り止めに下に濡れ布巾を敷いておくのも忘れずに。こうして出来上がった大根おろしは冬の献立に大活躍してくれること間違いなし。

まずこれから旬を迎える鰤の照り焼きや塩焼きにたっぷり添えてみてください。脂の乗った濃厚な鰤との組み合わせは絶妙です。柚子があれば皮を刻んで散らすとより爽やかです。鱈の入った湯豆腐に加えればみぞれ鍋に。生牡蠣や白子にも柑橘の酸味とともに合わせればぴったり。とにかく冬の食材と相性抜群です。

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また揚げ物に添えればさっぱりと食べられます。ポン酢をかけてもよし、だし汁にみりんと醤油、ほんの少しの砂糖を加えたタレを温めて合わせればみぞれ煮にも。大根の存在感を楽しむ鬼おろし、冬の食卓をより楽しくしてくれることと思います。


唐揚げのみぞれ煮

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材料<2人分> 
鶏もも肉 400g
大根 250g
万能ネギ 適量
柚子の皮 少々
酒 小さじ1
塩 少々
片栗粉 適量

A
だし汁 200ml
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 小さじ2
酢 小さじ2

<作り方>
1.大根は皮を剥いて鬼おろしでおろし、軽く水気を切る。
2.鶏もも肉は一口大に切り、酒と塩で下味をつけて片栗粉をまぶす。
3.フライパ斎ンにサラダオイル (分量外)を熱し、160℃になったら鶏もも肉を入れ、表面がきつね色になるまでこんがりと揚げる。
4.鍋にAを沸かしてから、3の鶏肉を入れて軽く混ぜ、大根おろしも加えてひと煮立ちさせる。器に盛り付け、小口切りにした万能ネギと刻んだ柚子を散らす。


商品情報
公長斎小菅

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ariko

エディター / ライター

Instagram : ariko418

「CLASSY.」「VERY」などファッション誌の表紙などを担当するエディター、ライター。インスタグラムに投稿するセンスあふれる料理写真や食いしん坊記録で話題に。Instagramのフォロワーは20万人越え。著書に「arikoの食卓」シリーズ(ワニブックス)、「arikoのパン」(主婦の友社)「ありこんだて」(光文社)「おいしいルーティン」(講談社)「arikoの家和食」(講談社)に続いて、7月7日にはお菓子の本「arikoの喫茶室」がマガジンハウスから発売中。