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料理研究家 小堀紀代美さん監修「ちいさなジャム鍋」

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4月に入るとスーパーに並ぶいちごの値段がぐっと下がって1パック400円を切るようになります。お値打ちの価格のいちごが出回り始めたら、自家製のプリザーブやジャムを作り始めます。豊富に出回っている今の時期にはできたてのフレッシュな状態を楽しみたいので2パック程度を気軽に煮て1週間くらいで食べきります。そんな時に便利なのが今回ご紹介する小さなジャム鍋です。

ariko アリコ キッチンツール arikoの食卓 キッチンツール  ちいさなお鍋 ジャム イチゴ NHK出版 料理研究家 小堀紀代美さん監修 ライクライクキッチン

10年近く通っている料理教室「likelikekitchen」を主宰されている小堀紀代美先生がプロデュースされた銅鍋で、サイズは直径が13㎝で深さは25㎝ほど、木の持ち手の付いた小さな深鍋なのですが、この小ささがとても便利なのです。まずは名前にもなっているジャムですが、いちご2パックでちょうど瓶1つ分くらいの量ができます。

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ヘタを取ったいちごをこの小鍋に入れて、グラニュー糖をまぶして1時間ほど置いて、少し水気が出てきたら煮始めます。沸騰してぶくぶくと泡立ってくるので、出てきたアクを取り除きながら、吹きこぼれないように気をつけて弱火で20~30分程度煮込み、レモン汁を搾ればジャムが完成。煮ている途中、一度いちごから色が抜けますが、煮続けていくとまた色がいちごにもどってきれいな赤い色に仕上がります。ジャムより砂糖を減らして(いちご300gに対して、100~120g)にすればジャムより軽やかなプリザーブになります。

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できたてのプリザーブはとてもフレッシュ。ヨーグルトやバニラアイスクリームにかけたり、バターを塗ったトーストにたっぷりのせると思わずムフフと笑顔になってしまう美味しさです。ところで煮ている途中で取り除いたアクなのですが、実は美味しいお宝なので捨てるのはもったいない。冷たい牛乳に溶かせば美味しいイチゴミルクになります。このイチゴミルクが飲みたくてプリザーブを煮るといっても過言ではないくらいです。

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この小鍋を使えば、いちご以外にも金柑のコンポートやはっさくのマーマレード、これからの季節にはブルーベリー、杏、ルバーブなど旬のフルーツを気軽に楽しむことができます。1週間ほどで食べきってしまえる量をさっと作っていうのがなんともいい感じなのです。

また、この小さな小鍋はジャムを作るだけではありません。口が小さめで深さがあるので、水分が蒸発しすぎず、蓋がなくても蒸し煮のような調理ができます。ブロッコリーやグリーンアスパラガスからゆで卵まで少量使いたい時には使い勝手がよく、本当に便利です。しかも熱伝導がよい純銅製なので、強火で湯を沸かすのも、弱火で柔らかく火を通すのも得意。

ダマがなく滑らかに仕上げるのが難しいホワイトソースも底を常にかき混ぜながら仕上げるととても上手にできあがります。手に優しい木の持ち手と可愛らしいフォルムも相まって毎日使いたくなる小さいけれど頼もしい味方、納得の一品です。


いちごのプリザーブ

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<材料>(作りやすい分量)
いちご 2パック(600g)
グラニュー糖 100~120g
レモン汁 大さじ2


商品情報
NHK出版 料理研究家 小堀紀代美さん監修「ちいさなジャム鍋」 
株式会社NHK出版

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ariko

エディター / ライター

Instagram : ariko418

「CLASSY.」「VERY」などファッション誌の表紙などを担当するエディター、ライター。インスタグラムに投稿するセンスあふれる料理写真や食いしん坊記録で話題に。Instagramのフォロワーは20万人越え。著書に「arikoの食卓」シリーズ(ワニブックス)、「arikoのパン」(主婦の友社)「ありこんだて」(光文社)「おいしいルーティン」(講談社)「arikoの家和食」(講談社)に続いて、7月7日にはお菓子の本「arikoの喫茶室」がマガジンハウスから発売中。