スタイリスト望月律子氏の溺愛アイテム
ファッション業界などで活躍する方をゲストに迎え、時代を超えて愛され続ける”名品” をゲストのストーリーとともに紐解いていく連載コラム。
今回のゲストはスタイリストの望月律子氏。ベーシックだけどシックで洗練されたスタイリングが人気で、ファッション誌を中心に活動する傍ら、トークショーやコラボ開発などでも活躍中の、通称「りっちゃん」に溺愛アイテムをご紹介いただきます。
溺愛のアイテムを1つだけあげるならば⁈
HERMES CARRES (エルメス・カレ)
このスカーフにまつわるエピソードを教えてください。
海外に行った時に出会いました。
エルメスのカレはプリントのバリエーションも沢山あるので、一期一会。出会った時に買わないとまた次に会える事はなかなかないので、一目惚れした瞬間に買いました。
オーセンティックでありながら、色出しやプリントのデザインに新鮮さを感じる事の出来る物作りにいつも心奪われるのです。
溺愛の理由とは⁈
巻き方や使い方での違いはあれど、いつの時代にもフィットする唯一無二の存在が自分のファッションへの思いとリンクするんです。
合わせ方で主役にも名脇役にもなるこの感じがたまらなく愛おしいわけです。
おすすめのスタイリングを教えてください。
スカーフのコンサバな印象を活かして、少しカジュアルダウンしたスタイルに合わせるのがオススメです。
カジュアル傾向にあるここ数年のファッショントレンドに大人の気品をプラスしてくれるイメージです。
望月律子(もちづきりつこ)
Precious、eclatなどを中心に活動中
ベーシックでいながら洗練されたスタイルが人気
トークイベントやブランドとのコラボアイテムの開発など、活躍の場を広げ続けてる
著書「望月律子のBASICTHEORY」が好評発売中
小物の使いかたが上手な人ってとても魅力的だと思います。Tシャツ×デニムのカジュアルコーデにさらっと纏うだけでぐっと大人の気品ある印象に!また小ぶりなアシメトリーな巻き方もさりげなくとても勉強になりました!
また、「一期一会」という表現とてもわかります。出会ったときにスタートが始まり、代々受け継いでいけるまさに傑作です。お話を聞きながら私もクローゼットにしまったまんまのスカーフたちを思い出しました。
春が訪れ装いもシンプルになるので、スカーフを使った気品のあるスタイリングを楽しみたいと思います。どうもありがとうございました。
TAISUKE TAKEDA
PRディレクター
NYより帰国後、THEORY, PLST, True ReligionなどのブランドPRを経て、現在はRED CARD TOKYO, upper hights, HAUNT, Le minor, GREYCHORDなど国内外のブランドPRを手掛けるアタッシェドュプレス。