ブラック、ビッグ――新Gジャンは、 春から冬の初めまで着るつもり
Gジャン、初めて買ったのは、アメリカ留学中。カリフォルニアのSan Luis Obispoのヴィンテージショップで。このインザノウ、どうもコラムが昔話になりがちだな(笑)。だって、Gジャンもフーディもデニムも、ずっとずっと大好きなアイテムだから、そうなっちゃう。関係性には深い歴史があるからね(笑)。
そう、話を元に戻すと、Gジャンもそう。ヴィンテージショップで買ったリーバイスだったかな。当時は、キッズサイズを買って、まるでシャツのように着ていました。
が!! 2021年春は、ビッグサイズを。さらにブラックデニムにすることで、「ブラックテーラードジャケット」のように、普段のスタイルを「カジュアルアップ」する時に使えます。
ブラックは、ブルーよりもカジュアルすぎず、しかも冬の初め、布帛のコートとニットの間に入れるときにマッチングさせやすく。さらに大きなサイジングにすることで、今っぽさが表現できるし、かつ「肩掛け」も可能に♡ そう、着方のバリエーションが広がるのです。
この日は、少し華やかなシルクのテントスカートを。朝晩は涼しく、「羽織をどうしようかな」と思う、この春の初めはこんなふうに軽やかにスタイリングしても。今手に入れて、初夏はノースリーブのワンピースに重ね、秋はシルクのブラウスと。冬は薄手のニット、Gジャン、そして布帛のコートとレイヤードしていきます。
NAOKO OKUSA
スタイリスト
Instagram:Naoko Okusa_Official
1972年生まれ。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。雑誌「ヴァンテーヌ」の編集に携わったのち、独立。新聞、カタログを中心にスタイリング、エディトリアルをこなすかたわら、広告のディレクションやトークイベント出演、執筆業にも精力的に取り組む。プライベートでは3児の母。