Vol.1 春目前、「とろみシャツ」が気になります
みなさん、こんにちは! エディターの三尋木奈保です。
先シーズンに引き続き、この春もSTATE OF MINDの魅力をご紹介する連載企画が始まりました。新しいおしゃれを一緒に楽しみましょう♪
さて、早いものでもう2月。春はすぐそこですね。
この1年、家にいる時間が長かったので、だれもが少なからず「服のカジュアル化」が進んだはず。
けれど! そろそろ「きれいめ」が恋しくなってきませんか?
春一番、私が気になっているのが「とろみシャツ」。しばらく忘れていた「きれいめ」「きちんと」な雰囲気を取り戻せつつ、かしこまりすぎずにリラクシーさもあるのがいいんです。
シャツ:STATE OF MIND
スカート:STATE OF MIND
こちらはとろみ素材といっても、適度な厚みがあり着こなしやすい一枚。
何より私的にツボなのは、ボタンが内側に隠れる比翼仕立てなこと。比翼タイプのシャツって、すごく大人っぽく洗練された雰囲気に見えるんですよね。とろみ素材と相まって、ゆったり余裕のあるニュアンスに。
小さめな襟に対して、ゆるりと肩が落ちた今っぽいシルエットのバランスも好き。昔は胸元のボタンをたくさん外して着るのが流行りましたが、今はこんなふうに、いちばん上をひとつだけ外すくらいのほうが気分です。
そしてこちら、実はカシュクールにもできる2ウェイ!
とろみ素材の女性らしさが際立ちますね。その日の気分でいろいろな着こなしが楽しめます。
シャツのきれいめ感に合わせて、ボトムはドットのギャザースカートを。
こちらは先シーズンも人気だったアイテムですが、今回は着丈を少し長めにして、サンダルなど夏の足元にフィットしやすいようアップデートしたそう。春先ならこんなふうに、手持ちのショートブーツを合わせても◎。
モノトーンのドット柄は、この春トレンドのパリシックなムードが簡単に出せるアイテムとしてもおすすめ。
とろみシャツのワンピースタイプも、春になったらすぐ着たい♪
シャツワンピは昔から好きですが、この年齢になると、コットンのハリ感のあるものだとほっこりカジュアルに見える気がして…、最近はとろみ素材のほうが大人っぽくて落ち着きます。
こちらもしっかり地厚な素材なので、1枚で着ても透けが気になりません。なめらかでマットな肌触り。さらっとしていて気持ちいいですよ~。
パールボタンがきれいめな印象を引き立てていますね。すとんとしたシャツワンピはともすると間延びして見える場合もありますが、パールがアクセントになるので大丈夫。1枚で十分サマになります♪ 小さめのスタンドカラーなのも、すっきり今どきな印象です。
1枚目のシャツもそうでしたが、今はシャツの胸元は大きく開けないのがトレンド。
大人世代からは「胸元を開けないと首が詰まって見えそう」という声もよく聞くのですが、あらかじめ「閉じて着る」用にデザインされたスタンドカラーなら、意外と抵抗なく着られますよ。ピアスやバングルで華やかさを盛れば、顔周りがさみしく見えることもありません。
さて、STATE OF MINDファンのみなさまならもう予感されているかも…?
そう、こちらもいろいろな着方ができるマルチウェイ!
付属のリボンベルトを結ぶとウエストが絞られて、フェミニンな雰囲気に早替わり。
STATE OF MINDのシャツは、こんなふうに着方のアレンジがきくものが多いんです。
デザイナーさんの、服への愛情と遊び心を感じます。
さらにカシュクール風にもなるんです♪
下にデニムを重ねてもかわいいですね。
着丈が長めなので、ボタンをすべて開けてアウター風にはおるのもアリ。シャツはもう、「ベーシックでまじめ」な印象だけじゃない、こんなふうに新しい着方をいろいろ楽しめる1枚があると、おしゃれの幅が広がりますね。
あなたらしい春スタイルをぜひプランニングしてみてください♪
NAHO MIHIROGI
ファッションエディター。雑誌「Oggi」「Marisol」などを中心に活動。アパレルブランドとの商品開発にも多く携わる。自身のおしゃれルールを公開した著書「マイ ベーシック ノート」(小学館刊)は、シリーズ2冊累計18万部を超えるベストセラーに。