FASHION

スタイリスト青木貴子氏の溺愛アイテム

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ファッション業界などで活躍する方をゲストに迎え、時代を超えて愛され続ける”名品” をゲストのストーリーとともに紐解いていく連載コラム。

今回の記念すべきゲストはスタイリストの青木貴子氏。モード誌からリアル誌まで、とにかく様々なジャンルで活躍するトップスタイリストさんです。初めての出会いはまだ私がアシスタントをしていた頃なので20年近く前に…今でも会えば少し緊張をしてしまうそんな憧れの存在でもある青木さんが愛してやまない溺愛アイテムをうかがってまいりました!

溺愛のアイテムを1つだけあげるならば⁈

OMEGA SEAMASTER(オメガ シーマスター)
私が生まれた時に父が母に贈った時計です。

この時計にまつわるエピソードを教えてください。

20歳になった頃だと思います、母から譲り受けました。「生まれた時」というエピソードにきゅんと来ました!「私と同じ時を刻んでいるんだなぁ」と思うと感慨深かったです。また父が意外と(というと失礼ですが、笑)ロマンチストというか素敵な贈り物をしたものだとびっくりしました。

この時計、実は今ではスポーティなモデルとして展開している『シーマスター』。その意外性、クラシカルなフェイスの小ささも気に入っているポイントです。譲り受けたときはべっ甲のブレスレットが施されていましたが、残念なことに壊れてしまい、当初は同じくべっ甲のブレスレットを探していたのですがなかなかピンと来るものに出会えなく、どうしようかとしばし案じていました。そしてクロムハーツでブレスレットオーダーすることを思いつき、LAで製作してもらいました。

私と時を共に刻む時計は、分身みたいな気がしています。そして世界にひとつしかないスペシャルな時計、ここが最大の溺愛ポイントです。

お気に入りのスタイルはありますか⁈

じゃらじゃらと重ね付けすること!
気に入ったブレスレットをひとつひとつ増やして行って、どんどん新しいスタイルを作り上げられたら良いなぁと思っています。それこそ歳とともに進化するスタイリングを楽しみながら!

青木貴子(あおきたかこ)
スタイリスト、ファッションディレクター
雑誌「Precious (プレシャス)」、「éclat(エクラ)」、「Richesse (リシェス)」などの女性ファッション誌、メンズスタイリングなど、さまざまなジャンルにわたって、雑誌・広告を中心に活躍。またエッセイなどの執筆、服、ジュエリーのデザインも手がけるなど、ファッションに関する様々なフィールドに活動の幅を広げている。ファッション以外でも趣味の料理好きが高じ、レシピ本も刊行。雑誌や料理本などにオリジナルレシピを提供している。

青木貴子氏インスタグラム (work)
青木貴子氏インスタグラム (private)
gingerwebエッセイ連載


シーマスターにクロムハーツのコンビネーションは青木さんのプロセンスが光るまさに”名品”ですね!
つねに傍に寄り添い、ともに人生の“とき”を歩む、よきパートナーだからこそアップデートを重ねていくって大切で、とてもサスティナブルなアイデアで素敵だなと思いました。
また、ロマンチストなお父様のエピソードも素敵でお話を伺いながら心揺さぶられ、久しぶりに良い心の充電をすることができました。ありがとうございました。

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TAISUKE TAKEDA

PRディレクター

Instagram:taitaitainy

NYより帰国後、THEORY, PLST, True ReligionなどのブランドPRを経て、現在はRED CARD TOKYO, upper hights, HAUNT, Le minor, GREYCHORDなど国内外のブランドPRを手掛けるアタッシェドュプレス。