このコインランドリーを通じて、前向きなココロとライフスタイルを提案しています
学芸大学駅から歩いて15分ほどの目黒通り沿いに佇む、カフェが融合されたコインランドリー「FREDDY LECK sein WASCHSALON TOKYO(フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー)」。2008年にドイツ・ベルリンでスタートし、株式会社 藤栄との業務提携を経て2010年から日本でグッズ展開を開始、2017年には東京・目黒区で日本第1号店をオープンしました。今回はプロダクト開発を担当している鈴木新さんに、ブランドへの思い、そしてこれからのフレディ レック・ウォッシュサロン トーキョーについて伺いました。
フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー/プロダクト開発担当 鈴木新氏
ウォッシュサロンを始めた理由は?
ブランドの始まりは、オーナーのフレディ レックさんが2008年にドイツ・ベルリンで始めたカフェ&コインランドリー。当時のドイツのコインランドリーは暗くて汚いところばかりで、洋服をキレイにする場所なのにコインランドリー自体がキレイでないという点にフレディさんは憤りを感じていました。そんな矛盾を解決し、常に人がいて清潔なコインランドリーをつくりたいという思いから、このブランドが立ち上がりました。
日本でも、数年前までランドリーグッズといえば安くて機能的なものでしかなく、ライフスタイル提案ができるようなものではありませんでした。そんなとき、僕らはある1冊の雑誌に掲載されていた記事を通して、遠くドイツ・ベルリンにある「フレディ レック・ウォッシュサロン」の存在を知りました。
常に清潔さが保たれたそのコインランドリーは、まるで“サロン”のように明るく、自由で穏やかな空間が流れていました。ランドリーシーンを前向きにしようとするフレディ レック・ウォッシュサロンの思いに僕らは共感し、このブランドのグッズ・店舗を日本で展開することを決意しました。
日本第1号店を東京の目黒区に出店した理由は、本店があるドイツ・ベルリンに通ずるような下町情緒が溢れる街並みに惹かれたからです。また、働きながら子育てをする方も多い地域のため、コインランドリーでのまとめ洗いによって洗濯の時短を叶えられるのではないかと思い、目黒区に根差すことを決めました。
お店の内装のこだわりポイントは?
内装はドイツにある「フレディ レック・ウォッシュサロン」のデザインイメージを踏襲しており、ベルリン店のオーナーであるフレディ レックさんは「くつろいで過ごせるような空間」をお店のコンセプトとして掲げています。
例えば、彼のおばあちゃん家のものを再現した壁紙が張られていたり、マリア像が飾られていたり、大きなシャンデリアがインテリアのアクセントになっていたり。どこか懐かしさを感じるようなレトロな雰囲気で、遊び心のある空間づくりにこだわりました。
洗濯を待っている間に併設のカフェでドリンクやお菓子なども楽しめます。
今後の展望は?
今後の展望として、まずは目黒区エリアで一番親しまれているカフェ&コインランドリーになりたいという思いがあります。コインランドリーというローカルなビジネスを、目黒区エリアでこれからも続けていきたいなと思っています。
グッズに関しては目黒区を中心地として、ファーストステップは日本全国への展開、いずれは世界にも発信していきたいです。
次回は『BRAND HISTORY 「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」後編』をお届けします。
ぜひ来週もお楽しみに。
INTHEKNOW編集部
ライター 齋藤梨沙
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