vol.3 簡単にあか抜ける「スーパーロングトレンチコート」
「シンプル」「あか抜け」「高見え」という3つのキーワードを網羅し、私の心をガッチリとつかんで離さないブランド「ステートオブマインド」のコスパ名品をピックアップ。お値段以上の価値を熱く語ります!
今週のコスパ名品「スーパーロングトレンチコート」
春アウターの王道といえば、トレンチコート。一生ものになるようなオーセンティックな1枚を探すのももちろん素敵なことだけど、ときには「今こそ着たい」とか「心が弾む」とか、衝動的に選んでもいいんじゃないかと思うんです。もちろん、そんな気持ちを後押ししてくれるプライスも大事。そのすべてを叶えてくれる1枚を見つけました。
フロントボタンやバックルなどの装飾が省かれた限りなくミニマルなデザイン。足首くらいのスーパーロング丈、体がゆるっと泳ぐシルエット、落ちた肩などの抜け感ディテールがさりげくシャレ感を盛り上げ、ただのシンプルとは一線を画す佇まいに。共布ベルトでシルエットを変えることができるのも特徴です。
POINT
マニッシュ派もフェミニン派も! 着こなしアレンジを実践
STYLE01 サッと羽織ってTシャツ×デニムを今年顔に
ゆるっとしたサイズ感と思いきりのいいロング丈のおかげで、簡単に今年らしいムードをまとえます。着流すだけでシャレて見えるの最高。マンネリしがちな白Tとデニムのコーディネートも、このトレンチ一枚で新鮮になってうれしいです♡ 裏地がなくシャツのように軽やかなので、ロールアップもスムーズ。ギュギュッと、むしろ雑に(笑)たくし上げて。(165cm/Mサイズ・CAMEL着用)
背中のヨークで、立体フォルムがきれいに出ます。これがあるとないとでは後ろ姿の印象が大違い。すごくサマになるんです。スーパーロング丈でも軽やかに見える深めのスリットもポイント。
STYLE02 ウエストをキュッと結んでドレスライクに
たっぷりとボリュームがあるから、こんなふうに付属の共布ベルトでウエストを結ぶと、ドレープのあるフレアシルエットに。先ほどのデニムスタイルと比べて、ぐっとエレガントになったと思いませんか? スカートの柄を裾からチラッと覗かせる、この絶妙なバランスを楽しめるのもスーパーロング丈のトレンチだからこそ。
ボリュームのある袖もたまらない。たくし上げると空気が入って、ふんわり。これだけで、着こなしがぐっと立体的になるんです。
〈本日着用したのはコチラ〉
次回予告
4月27日(月)に取り上げるのは、ヴィンテージライクな「カシュクールブラウス」。女らしさとスタイルアップを両立する逸品をご紹介します!
YOKO ENOMOTO
エディター/ライター
1978年生まれ。大学卒業後、ひょんなきっかけでファッション誌のライターに。その後、アパレルブランドのプレス、Web制作会社を経て独立。現在は、ファッションを中心に雑誌やWebで取材&執筆の日々。目がないのは、 靴、フルーツの小物、犬、昼寝。