素直に今の自分が着たいモノを作る by「LITRAL」コンセプター林由里 氏
この春デビューする新ブランド「LITRAL(リトラル)」。
英語で”湖、海、太陽“の沿岸部という意味を持つ“LITORAL”を語源に生まれたブランド名が表わすとおり、太陽や水辺に似合うプリントやカラー、そして着心地のいいアイテムが揃っています。
ブランドのコンセプターを務める林由里さんは、LITRALで初めての服作りに挑んでいるそう。そんな彼女だからこそ作ることのできたファーストコレクションについてお話しを伺いました。
トレンドには左右されず、いま自分が着たいものを作りたい
「販売員や営業で、ずっとお洋服に関わる仕事はしてきましたが、まさか自分がつくる側になるとは思ってもいませんでした。専門的なデザインの勉強もしたことがなかったし、コレクションブランドよりもリアルに手に取って着られる服が好きなので、背伸びせず、率直に今の自分が着たいもの、こんなものがあったらいいな、というものを作っています」
「もともと大好きな色や柄のアイテムはかなりこだわって作りました。特に柄は、自分が思い描くようなものがなかなか見つからず、かなり探し回って。いま私がはいているパンツがまさにそれなんですが、大柄でインパクトがあるけれど、派手になりすぎず、大人っぽく着られます。
そしてブランド名にもなっている“湖、海、太陽”の沿岸部に旅するときに着られるようなリラックスできる服、旅に持っていってもシワになりにくい素材も取り入れています。あとは2wayで着られるものも。私が手にしているドット柄のワンピースは、両サイドにファスナーがついていて、閉めれば一枚でも着られるし、開けてデニムとレイヤードしてもいい。
ウエストでもはけて、落としで腰でもはけるスカートも作りました。靴を何するかでボトムの着丈って変えたいなと以前から思っていて。それを形にしました」
ラインナップはシーズンごとに大きく変わるかもしれない
「がっちりコンセプトを決めず、トレンドもあくまで今の自分の気分や周りのムードを大前提に取り入れていこうと思っています。気持ちや気分を大切に、柔軟に作りたいので、きっとシーズンごとにきっとがらりとラインナップが変わることもあるんじゃないかな。それを楽しみにしてもらえたらいいですね」
Q. 子どもの頃、好きだったコーディネートや服は?
A. 自分でリメイクしたデニムのスカートがお気に入りでした。
デニムパンツを切ってスカートにリメイクするのが当時流行っていて、私も作って着ていました。学校の裁縫クラブに入っていたので、ボタンを付け替えたり、自分の手でアレンジするのが好きだったんです。
Q.欠かさず持っているモノは?
A. バーム。デスクの上とバッグの中に必ずあります。
絶対にコレ!という決まったモノはなくて、今はトリロジー のエブリシングバームとローズバットバームを使っています。どちらも唇はもちろん、手や顔、爪などどこにでも使えて便利。
Q. 最近、ファッション以外で買って良かったモノは?
A. ACME furnitureの電球
レトロでクラシックなエジソンタイプの電球で、柔らかく温かい光がとても気に入っています。吊しではなく、直接シーリングにつけたいとショップの方に相談したところ、ヴィンテージの照明を扱う「Point NO38」を紹介され、そこでシーリングの部品を付けてもらい、オリジナルの照明が完成しました。
Q. リラックスしたり、リフレッシュするためにしていることは?
A. 旅。次にどこへ行くか考えている時間も楽しい。
半年に一度は旅に出たい!旅をするために仕事をしているといっても過言ではないほど。これまでに30カ国くらい旅しました。
Q.昨日のお昼ご飯は?
A. 代官山にある「美味 飲茶酒楼」のトマトと牛肉のオイスター炒め丼。ランチはオフィスではなく、できるだけ外に出て食べるようにしています。
【LITRALお取り扱い】
HAUNTオンラインショップ限定
【予約販売】
2019年2月13日(水)開始
INTHEKNOW Editors
INTHEKNOW 編集部
「INTHEKNOW (インザノウ)」GUEST LISTが運営するウェブマガジン。 ファッション、ライフスタイル、ビューティ、ヘルシー・・・を テーマに、スペシャルゲストのコラム連載や、取材記事に加え、 その時々の旬な情報をリアルに等身大の目線で発信していきます。