BRAND HISTORY Vol.1「ZANCHETTI」デザイナー
Giacomo Zanchetti 氏

2011年にスタートしたイタリアのバッグブランド「ZANCHETTI（ザンケッティ）」。モダンなデザインと高いクラフトマンシップが織りなす、そのラグジュアリーな佇まいは、世界中のファッショニスタを魅了している。今回は、そんなザンケッティのデザイナーGiacomo Zanchetti氏のバッグにかける情熱と素顔に迫ります。

デザインのキーワードは“現代的” “イタリア” “クラフトマンシップ” そして“Z”

「僕にとって女性のバッグの象徴は“Amleto（アムレット）”。そこにはたくさんの秘密とアイディアを詰め込んでいます。女性のバッグには、過去と未来が映し出されると考えているのですが、アムレットは、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、クラッチバッグと気分やシーンによって持ち方を変えられる、多面的な表情を持つデザイン。神秘的とも言えるこのバッグは、僕がイメージする女性そのものです」

「イタリアの伝統的なクラフトマンシップを継承しつつ、そこに僕の想いと理想をのせたものを伝えたい、というのがザンケッティが生まれたきっかけ。

デザインのキーワードは“現代的” “イタリア” “クラフトマンシップ” そして“Z”。まず、ザンケッティのバッグはダイナミックで野心的、かつ現代的なデザインです。イタリアは、僕のDNAであり、僕が居る場所。それから、最高の商品を目指すため、最高の素材と最高の職人技術だけで作り上げています。

これらすべてがうまく繋がることで、永遠に愛される商品が生まれるのです。最後のZは、僕を常に支えてきたもの。単なる文字ではなく、不思議で神秘的なコードなのです」

たくさんの情熱、最高の素材と職人技で生みだしたHAUNTとの別注バッグ

「今回、僕の持っているすべての情熱と、各パーツの素材が持つ味わい、最高のクラフトマンシップを投入して、HAUNT（ハウント）とのバッグを作りました。より多くの方に、ハウントとザンケッティの奏でるコンビネーションを堪能してもらえたら嬉しいです」

HAUNTとの別注バッグは、「CARDEA（カルディア）」シリーズのもの。色も大きさもオリジナルで、2月中旬発売予定。

「僕は、ザンケッティのバッグを、たくさんの方が、ごく自然に、ごく普通に手にとり、永く愛してくれることを願っています。現代の女性は、美しさと洗練、そして愛の込められたものを求めていると思うから。僕自身は、この先も、過去と未来をミックスしながら、ザンケッティの進むべき道を探求していきたいと思っています」

QUESTION for fashion tips

Q.バッグの中身を見せてもらえませんか？

A. バッグには、持っている人の秘密が入っているよね（笑）。基本的に僕のバッグは物でいっぱいか、空のどちらか。今日は普段よりたくさん入っているので、いくつか説明すると…。まず、香水が2つ（トムフォードのblack orchid 、ティツィアーナ・テレンツィのmaremma）。これらは僕が大好きで崇拝する香り。あとは財布、ペンに消しゴム、キャンディー、携帯電話、手帳に充電器、それとアトリエの鍵かな。