等身大のモードな着こなしが大人気!若い世代から今もっとも支持を集める スタイリスト濱本愛弓さんとは?
「とにかくファッションを楽しんでほしい!私が提案する着こなしや
アイデアがそのきっかけになったらうれしいです」
濱本 愛弓(ハマモトアユミ)/スタイリスト
スタイリストの仙波レナ氏に師事後、2018年に独立。さまざまなモード誌でスタイリングを手掛ける。インスタグラム(@ayumi6316)では、ヘア&メイクまでトータルで計算された自身のスタイルが大人気。
スタイリストを目指したきっかけは?
「スタイリストになろうと思っていたわけではなく、最初は大阪の美容学校に入学してBAを目指していました。でも就職の面接のとき、最終試験で落ちてしまって。すごく悔しかったので次の機会にまたトライしようと思いつつ、お洋服も大好きだったのでひとまずアパレルに就職しました。
そこで販売員として働いているときに、なんとなくショップスタッフみんなのスタイルが似てくることに違和感を覚えるようになりました。自分は人とは違う、独自のスタイルを築いていきたいと強く感じるように。好きなものを着てオリジナルのコーデをしていたらそのうちに認めてもらえるようになり、店頭のボティのスタイリングも好きに組ませてもらえるようになりました。思えばこれが、“スタイリングすることの楽しみ”を知ったきっかけかもしれません」
モードに目覚めたのは?
「元々はギャルファッションが大好きだったんですが、自分の個性を活かしたいと思ったときに、やっぱりファッションの最前線を知って、そこからアレンジをしていくことが大切だなと思うようになりました。23歳くらいのときのことです。モードの繊細さというか、最先端のトレンドをどうやって日常に落とし込んでいくかとか、そういうファッションの面白さに目覚めていきました」
Jeans : upper hights / THE HIGH RISE STELLA
濱本さんの考える自分らしさとは?
「美容学校に行くくらいヘア&メイクにも興味があるので、忙しかったアシスタント時代にもヘア、メイク、ネイルには気を遣っていました。スタイリストにとっては自分も作品なので、常に全体のバランスを見るクセがあるかもしれません。せっかくSNSがある時代を生きているのだから、自分の日々のスタイリングやライフスタイルも作品として発信して行けたらなと思っています。
また自分が撮られる側になることでモデルさんへの気遣いや、コラボアイテムではモノ作りの難しさや面白さを学んで、デザイナーさんをより一層リスペクトするように。そうやっていろいろなクリエイターの方たちの気持ちに、少しでも寄り添えるようになったらいいなと思っています」
Jeans : upper hights / THE ROGUE
これからやってみたいことは?
「自分が着用して出たり、コラボしたり、インスタライブで話したりするのはすべて、私の個性や人柄を知っていただき、スタイリストとしてのキャリアに繋げていきたいと思うからこそ。どんなお仕事にも柔軟な姿勢で臨み、いつまでも時代に沿ったスタイリストでありたい、と思っています。私のスタイルをどんどん真似してくれたらすごく幸せですし、とにかくみんなにファッションを楽しんでもらいたい! 私がそのきっかけになれたらいいな、と思います」
▼人気スタイリスト濱本愛弓さんとupper hights(アッパーハイツ)の特別な企画がオフィシャルサイトにて公開中です。ぜひチェックしてみてください。
MIHO HOTTA
エディター
ファッションエディター。雑誌「eclat」「Marisol」「BAILA」などで活躍中。アパレルブランドの商品開発にも携わる。「mi-mollet」での連載コラムも人気。