アート作品のような映像美に圧倒されること間違いなしの1本!
みなさまこんにちは!
カレンダーを見たらもう11月を迎えていて、時の流れの早さに驚きを隠せない今日この頃。年末に向けてこれからますます慌ただしくなりそうですが、ちょっとでも時間を見つけて大好きな映画をたくさん観たいと思います♡
では本題の映画紹介へまいりましょう。
圧倒的な映像美!夢と現実が交差するSFアニメ映画
今回ご紹介するのは、2006年に公開された日本のアニメ映画『パプリカ』。“映像化不可能”と言われた筒井康隆による原作小説を、日本が誇るアニメ監督・今敏が映画化した作品となっています。(筒井康隆はSF小説『時をかける少女』の作者としても有名です!)
物語の舞台は、他者の夢・意識に介入して、精神疾患を治療する技術(サイコセラピー)が生み出されている近未来。精神医療総合研究所に勤める主人公の千葉敦子は、「DCミニ」という他人の夢を共有できる装置の中で別人格の「パプリカ」に変身し、患者の治療を行うサイコ・セラピスト。
ある日、研究所から3機のDCミニが何者かに盗難されるという事件が発生。盗まれたDCミニは悪用され、街でおかしな言動をする者が現れたり、現実世界が奇妙なイメージに侵食される現象が次々と起こります。
敦子(=パプリカ)は粉川警部の強力を得て、夢と現実が入り乱れた世界の中でDCミニを盗んだ犯人を追いかける、というのが簡単なあらすじです。
「1番好きな映画作品は何ですか?」と聞かれたら真っ先に「パプリカ!」と答えるくらい、個人的に大好きな映画作品でして。何がそんなに魅力的なのだろう?と考えると、やはりこの圧倒的な映像美なんじゃないかなぁと思うのです。
一つ一つの色がとても鮮やかでパキッとしていて。こんなに極彩色な色使いをするアニメ映画ってあんまりないから、すごく印象に残るんですよね。
それから、ちょっと不気味で狂気じみた物語の世界観も、中毒性があってすごく惹かれます。例えば、冷蔵庫や鳥居、人形や車、ガラクタなどがまるで生き物のように高速道路をパレードするシーン。だいぶ気持ち悪い感じではありますが(笑)、こういう狂気的な世界観を表現できるのってすごいなと圧巻されてしまいました。
今までの連載では洋画や海外ドラマをご紹介することが多かったのですが、今回は初めてアニメ映画について語らせていただきました!今後もさまざまなジャンルの映像作品をご紹介できたらと思いますので、ぜひお付き合いいただけると嬉しいです♡
さて、次回は11/11(木)にファッション編の記事をアップ予定です。そちらもどうぞお楽しみに〜
RISA
デジタルマーケター
イギリス留学より帰国後、大学院に進学しファッション史について研究。 またアルバイトとしてファッション誌のWebライターを経て、2020年にゲストリストへ入社。現在、デジタルマーケターに従事する。 自身の連載記事では、コーディネートやスタイリングを提案するとともに、映画・アートをはじめとするカルチャー情報もお届け。