エディター発田美穂氏の溺愛アイテム
ファッション業界などで活躍する方をゲストに迎え、時代を超えて愛され続ける”名品” をゲストのストーリーとともに紐解いていく連載コラム。
今回のゲストはエディターの発田美穂氏。とにかくおしゃれと言葉選びのセンスが抜群で、エディターとして活躍をする傍らブランドのディレクションも手がける、男の子2児のワーキングママ。良いものを嫌味なくコーディネートする卓越したテクニックと審美眼を持つそんな彼女の溺愛アイテムとは…
溺愛のアイテムを1つだけあげるならば?!
Marie-Hélène de Taillac (マリーエレーヌ ドゥ タイヤック)
ショートネックレス
ロングチェーン
シトリンのペンダントトップ
このジュエリーにまつわるエピソードと溺愛する理由を教えてください。
新卒で出版社に入社し、無我夢中で働いていた頃、ジュエリー特集で知ったのがこのブランド。カラーストーンの美しさ、ストーンのありのままの形を生かしたデザインやセッティング、さらに当時はゴールドといえばK18が主流な中、K14という少し抑えめで渋い発色の金色にも惹かれました。 自分にご褒美やら、おつかれちゃん私やら、なんだかんだと理由を作っては少しずつ買い集めた思い出のブランド。20年以上(!!)経つ今でも大好きで、大切に愛用しているのだから、これを選んだ若い時の自分を褒めてあげたいです。
おすすめのスタイリングを教えてください。
1年中愛用していますが、特に夏はスタイリングがシンプルになるので、このネックレスの出番が増えます。白Tとか、透け感のある黒ニットとか、ベーシックなトップスの胸元に重ねづけ。ペンダントトップはいくつか持っているので、スタイルや気分で付け替えます。中でもこのシトリンのペンダントトップは、イエローが実は何にでも合わせやすく、ちょうどいい差し色になってくれるので気に入っています。ブツカットのようなモノトーンスタイルの日にも、透明感のあるイエローがピリッと効いて気に入っています。
発田美穂(ほったみほ)
エディター。出版社勤務を経て、2006年よりフリーランスエディターに。『Marisol』『eclat』『LEE』『25ans』などのファッション誌やカタログ制作、ファッションブランドのディレクターとしても活躍。講談社のウェブマガジン「mi-mollet」にて『発田美穂の欲しいものだらけで困る!』を連載中。
マリーエレーヌ ドゥ タイヤック!発田ちゃんらしい優美なセレクトですね!
1996年のデビュー以来、ニューヨークやパリ、そして日本にもお店を構え、繊細でいながらもストーンの持つ神秘的な美しさを最大限に引き出すコレクションは世界中の人々を虜にしています。
若かりし頃は誰もが知っているジュエラーを選んでしまいがちですが、こちらのブランドに導かれるあたりは「お見事!」としか言いようがない…
また、おっしゃるように装いがシンプルになりがちなこれからの季節には、胸元にアイキャッチを1点添えるだけで華やかさがアップグレードしていいですね!素敵なエピソードをありがとうございました。またご飯行こうね♡
TAISUKE TAKEDA
PRディレクター
NYより帰国後、THEORY, PLST, True ReligionなどのブランドPRを経て、現在はRED CARD TOKYO, upper hights, HAUNT, Le minor, GREYCHORDなど国内外のブランドPRを手掛けるアタッシェドュプレス。