vol.4 夏の気分転換に、「シアーニット」が使える理由
みなさん、こんにちは! エディターの三尋木奈保です。
今回は「HAUNT(ハウント)」の新作からおすすめをご紹介しますね。
私が「HAUNT」に抱いているイメージは、
気張ってないのにさりげなくおしゃれ。
力が抜けているのに、辛口でスタイリッシュ。
そう、カジュアルも決してゆるくならず、自立した大人の女性像をイメージさせる世界観がいつも素敵です。毎シーズン、ブレずにこの世界観をさらりと貫いているところがかっこいい!
さて、今季私が注目したのは透け感のあるニット素材のアイテム。トレンドでもあるシアーニットは、フェミニン感が強く出過ぎてしまうものもありますが、「HAUNT」なら大人っぽくさりげない塩梅がさすが。
まずは、こちらのニットスカート。
ロングのフレアスカートは私的に大好物のアイテム。
いろいろ持っていますが、ニット素材になると雰囲気がまたぐっと変わります。こちら、ぱっと見にはニットとわからないかもしれませんが、シャリ感のあるシアーな薄手ニットを裏地に重ねたデザイン。
実際に着てみると、シルエットの落ち方と揺れ感が、布帛よりほんの少し重みがあるというのかな、ドレッシーで大人っぽい雰囲気をつくってくれます♪
ここではリネンシャツを合わせてみましたが、真夏にはTシャツ合わせもおすすめ。シアーニットのニュアンスが、カジュアルトップスを女っぽくリッチに格上げしてくれます。布帛のスカートに飽きを感じたら、ニット素材のフレアがいい気分転換になりますよ。
ドレープの出方もきれいですよね。
ニットと言っても、コットンベースでシアー感があるから、着心地はさらさらで肌離れよく、真夏も涼しく着られそうです。
ニット:HAUNT
デニム:RED CARD
サンダル:CORSO ROMA, 9
こちらのボートネックニットも、コットンナイロン混紡の夏仕様。ほんのり透け感があります。着てみると、シャリ感もあってひんやり心地いい肌触り。
で、ボートネックなのが個人的に、すごくいい♪
私は昔から、Vネックよりも断然ボートネック派です。鎖骨がきれいに引き立って、さりげない女っぽさが出せる気がするんですよね。
身幅は程よく広めのドロップショルダー、袖口はタイトめなのも、「HAUNT」ならではのさりげなさ。
おおげさなビッグシルエットじゃなく、あくまでもさりげなーくゆるり、というバランスが「HAUNT」の美学なんですよね。
サマーニットはワードローブに一枚あると本当に便利です。
ついカットソーやTシャツに頼りがちな季節の変化球になるし、冷房対策にもマスト。私は暑い日も冷房対策に、ストールがわりにサマーニットを肩掛けしていることが多いです。
あ、そして! この色味!
うんとビターなチャコールグレー。これも「HAUNT」らしい都会的なニュアンスカラー。どんなにきれい色が流行っても、浮かれた甘い色にはいかずに、毎シーズン、ドライなサファリカラーがいつも揃っているのです。
デニム:RED CARD
サンダル:CORSO ROMA, 9
大人のために計算されたニュアンスカラーは、シンプルな着こなしでも雰囲気が出るのが魅力。
グレーデニムを合わせたワントーンの着こなしも、単調にならずに奥行きが生まれますよね。
涼しげにおしゃれニュアンスが出せる「HAUNT」のシアーニット、これからの季節の変化球にぴったりです♪
NAHO MIHIROGI
ファッションエディター。雑誌「Oggi」「Marisol」などを中心に活動。アパレルブランドとの商品開発にも多く携わる。自身のおしゃれルールを公開した著書「マイ ベーシック ノート」(小学館刊)は、シリーズ2冊累計18万部を超えるベストセラーに。